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パテック フィリップ初となるパイロット・スタイルのトラベルタイム・クロノグラフが登場。

パテック フィリップ初となるパイロット・スタイルのトラベルタイム・クロノグラフが登場。

パテック フィリップの新作、パイロット・トラベルタイム・クロノグラフ Ref.5924Gは、ブランド初となるフライバッククロノグラフを搭載したパイロットウォッチコレクションに加わるクロノグラフだ。

Patek Pilot Travel Time Chronograph watch
パテック フィリップスーパーコピー 代引き優良サイト直径42mm、厚み13.05mm、30m防水のホワイトゴールド製ケースに、サンバーストブルーグレーと、ミリタリーテイストのラッカー仕上げのカーキグリーンの2種類のダイヤルバリエーションが展開され、それぞれダイヤルカラーにマッチしたカーフレザーストラップを装着。また、いずれも夜光を塗布したゴールドのアプライドインデックスを採用している。

Patek Pilot Travel Time Chronograph watch
 ケースの内部に収められたCal.CH 28-520 C FUSは、60分積算計、スケルトンソード針が指すふたつのタイムゾーン、ローカルタイムゾーンを表示するデイ/ナイト表示を備えたフライバッククロノグラフムーブメントである。価格はそれぞれ1017万5000円(税込)だ。

Patek Pilot Travel Time Chronograph watch
我々の考え
審美面においても、大きな安心感を与えてくれるモデルだ。私の目には、初代のクロノグラフスタイルのプッシャーが、少しオーバーサイズで威圧的に映っていた。しかし、パテックが呼び起こそうとした1930年代のパイロットウォッチの美学にマッチしていたのだ。たとえ、そのスタイルがパテックのほかのラインナップからかなり外れているように見えたとしても、である。より伝統的なケースレイアウトとクロノグラフの搭載は、この時計が本来あるべき姿に立ち返ったように感じられる。

Patek Pilot Travel Time Chronograph watch
Patek Pilot Travel Time Chronograph watch
Patek Pilot Travel Time Chronograph watch
 私のいちばんの疑問は、新しいトラベルタイムの使い勝手だ。ノーチラスやアクアノートのトラベルタイム機能は、より繊細なプッシャーを通じて操作するが、新しいパイロット・トラベルタイム・クロノグラフのプッシュボタンは、少し大きいとはいえ、このブランドのカレンダーウォッチに見られるようなケースにはめ込まれた形状となっているからだ。

 トラベルタイムを設定するためにプッシュピンを取り出さなければならないのはゴメンだ。第2タイムゾーンの設定方法としてエレガントでもないし、スムーズな解決とは言えないからだ。ハンズオン記事では、そのあたりを確認してみたい。

基本情報
ブランド:パテックフィリップ(Patek Philippe)
モデル:パイロット・トラベルタイム・クロノグラフ(Pilot Travel Time Chronograph)
リファレンス:5924G

直径:42mm
厚み:13.05mm
ケース素材:WG
ダイヤルカラー:サンバーストブルーグレー、ラッカーカーキグリーン
インデックス:WG製アプライドマーカー
夜光:あり
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット:ダイヤルカラーに合わせたカーフレザーストラップ

Patek Pilot Travel Time Chronograph watch movement
ムーブメント情報
キャリバー:CH 28-520 C FUS
機能:時、分、秒表示、日付表示、デイ/ナイト表示、フライバッククロノグラフ(60分積算計)、トラベルタイム機能
直径:31mm
厚み:6.95mm
パワーリザーブ:最小45時間、最大55時間
巻き上げ方式:自動巻き
振動数:2万8800振動/時
石数:34
その他の仕様:サファイアクリスタルのシースルーバック

価格 & 発売時期
価格:1017万5000円(税込)
発売時期:発売中
限定モデル:通常生産モデル

カルティエは春の装いにぴったりな新色ダイヤルが登場。

カルティエは春の装いにぴったりな新色ダイヤルが登場。

カルティエは、サントス ドゥ カルティエの広範なラインナップに、いずれもステンレススティール、グリーンダイヤルの仕様のMMサイズのサントス ドゥ カルティエ(ノンデイト)とLMサイズのサントス ドゥ カルティエ(デイト表示あり)を追加した。また、このリリースにつじつまを合わせるかのようにして、昨年発売されたLMサイズのブルーダイヤルモデルにもMMサイズが追加された。

カルティエスーパーコピー 代引き専門店サントス ドゥ カルティエは、1978年当時のSS製ラグジュアリースポーツウォッチのトレンドに対して打ち出したメゾンの回答だった。近年、このスポーティウォッチジャンルの人気が非常に高まったことを背景に、カルティエが2018年にサントス ドゥ カルティエを再登場させたことは、市場から歓迎され受け入れられた。このカルティエの歴史的なモデルの洗練されたモダンな外観は、5年前の発売以来、ブルーダイヤル、ADLCコーティング、クロノグラフ、スケルトンダイヤル、ダイヤモンドセッティングされたバリエーションなど、数多くの改良が施されてきた。そして今回、ここにグリーンモデルが仲間入りしたのだ!

Cartier Santos Large Model
Antoine Pividori © Cartier

 この面々のスペックは、昨年に発売されたサントス ドゥ カルティエの現代モデルと同一だ。ケースサイズは、MMモデルが41.9mm(ラグからラグの縦幅)×35.1mm(側面からリューズまでの横幅)、LMモデルが47.5mm × 39.8mmだ。手首にしっくりと馴染む、人間工学に基づいたエレガントな曲線を描くフォルムが特徴と言える。ラグのラインはブレスレット、そしてリューズガードへと流れるような、柔らかな感触と呼応している。この時計にはシャープなエッジがなく、丸みを帯びていることに一種の矜持を持つスクウェアウォッチなのだ。

 これらのスティールモデルは、ポリッシュ仕上げとサテン仕上げが織りなし、ベゼルは傷つきやすい厄介なポリッシュ仕上げだ。ブレスレットは、各リンクの両側に2つのネジがアクセントとして加えられ、“C”が重なるカルティエのロゴが刻印されたバタフライクラスプに向かって、わずかにテーパード(傾斜)している。この曲線のデザインは、ブレスレットをより一体的に見せる効果を生んでいる。この時計にはアリゲーターレザーのブレスレットも付属しており、カルティエ独自のクイックスイッチシステムによって簡単に交換することが可能だ。

 サントスということで、もちろんベゼル上に8本の露出したネジ、文字盤上のローマ数字やレイルウェイ ミニッツトラック、そしてカルティエのクラシックな剣型針、ファセットサファイアカボションをセットした7角形のリューズもそのままだ。新色のメタリックなグラジュエートグリーンのダイヤルは、すべての部品が薄い着色ラッカーでコーティングされているため、ダイヤル全面から輝きを放つ。それはまさに“ミッドナイトグリーン(またはブルー)”の深遠さとも表現できるだろう。

我々の考え
Santos de Cartier Medium Model
Antoine Pividori © Cartier

 私の好きなものの多くは、濃いメタリック(っぽい)グリーンだ:ペリエのボトル、クリスマスのクオリティー・ストリート(Quality Street)のチョコレート・ボンボンの詰め合わせボックスのグリーンの三角形、エメラルド、ハイダー・アッカーマンの2012春夏コレクションのLook.13のパンツ、高校時代の親友のミニクーパーなどだ。挙げるだけでも楽しくなるリストだ。そして今、私はこのサントスが、私の頭の中を占有する、非常に格調高いグリーンカラーの引き出しの収納物のひとつになることを望んでいる。

 カルティエファンである私でさえ、このブランドがグリーンダイヤルのトレンドに乗り遅れていることは認めざるを得ない。しかし、これはファッショナブルな遅刻とでも言おう。これがカルティエ流のシックなのだ! グリーンダイヤルの時計に対するニーズは、すぐにはなくならないと確信しているし、もし流行のダイヤルカラーを追い求めるのであれば、目まぐるしく変化するRTW(プレタポルテ)のファッションサイクルの一部に飛び込んだと仮定しよう。現時点で、私たちはグリーンダイヤルブームから少なくとも8シーズンは経過しているはずであり、つまり、結局は新しいトレンドの繰り返しということなのだ。

基本情報
ブランド:カルティエ
モデル:サントス ドゥ カルティエ

直径:41.9 × 35.1mm(MM)、47.5 × 39.8mm(LM)
厚み:8.83mm(MM)、9.38mm(LM)
ケース素材:ステンレススティール
ダイヤルカラー:グリーン、ブルー
インデックス:アプライドインデックス
夜光:あり(針、アワーマーカー)
防水性能:10気圧(約100m/300フィート)
ストラップ/ブレスレット:グリーンとブルーのダイヤルともに、クイックスイッチシステムを備えたスティール製ブレスレットが付属。グリーンダイヤルには、交換可能なスティール製フォールディングバックルを備えたグリーンのアリゲーターストラップが付属、ブルーダイヤルには、交換可能なスティール製フォールディングバックルを備えたブルーのアリゲーターストラップが付属。

ムーブメント情報
キャリバー:1847 MC
機能:時、分、秒(MM)。時、分、秒、デイト表示(LM)
直径:25.6mm
厚み:3.7mm
パワーリザーブ:40時間
巻き上げ方式:自動巻き
振動数:4Hz(2万8800振動/時)
石数:23石

価格&発売時期
価格:MM 102万9600円、LM 112万2000円(すべて税込予価)
発売時期:今夏予定
限定モデル:通常生産モデル

カルティエの最も大胆なサントス デュモン(それにラッカー装飾も復活)。

カルティエが3種のメタルケースを纏うサントス デュモン スケルトン ウォッチを発表。

ここ十数年、カルティエは注目を集めるスケルトンウォッチのリリースを恒例としている。それは2009年のサントス 100に始まり、今年に関しては、カルティエは3種類のメタルケースを使用したサントス デュモン スケルトン ウォッチを発表した。

スケルトン仕様のサントス デュモンの3モデルは、カルティエスーパーコピー代引き激安の新型ムーブメントであるCal.9629 MCを搭載している。212点の部品からなるマイクロローター式ムーブメントは、カルティエがラ・ショード・フォンの自社工場で2年かけて開発したとされる。

新しいサントス デュモン スケルトン ウォッチの目玉は、150本限定のYGモデルだ。ケースとベゼルには2022年のサントス デュモン限定モデルのようにブルーラッカー装飾が施されている。このほか、カルティエはPGとSS製のサントス デュモンも発表している。

 ムーブメントはともかく、スケルトン仕様のサントス デュモンはお馴染みの存在だ:ケースサイズは31mm、厚さ8mm(カルティエ用語では“ラージ”)、ベゼルにはネジが露出し、各モデルにはカルティエの定番であるブルーカボション付きのリューズとブルースティール針が使用されている。

Cartier Santos-dumont skeleton yellow gold 2023
ラッカーでドレスアップしたYGケース、シリアルナンバー入り150本限定のサントス デュモン。Maud Rémy Lonvis © Cartier

 カルティエのCal.9629 MCは、美しい仕上げが施された自動巻きムーブメントである。最も目立つのは8時位置のマイクロローターで、飛行家アルベルト・サントス=デュモン自身がデザインした軽量飛行機“ラ ドゥモワゼル(La Demoiselle)”を象っている(彼はルイ・カルティエと昵懇の仲であったため、カルティエは彼のためにサントス デュモン ウォッチをデザインした)。 小さなロマンを逃すまいと、この小さな飛行機は地球を飛び越えるのだ。

我々の考え
Cartier Santos-dumont skeleton watches
サントス デュモン SSモデルの拡大画像。Antoine Pividori © Cartier

 2009年以来、カルティエはムーブメントのスケルトン仕様をゼロから設計しており、それが今回のリリースに結実した。カルティエがサントス デュモンを2019年に素敵なエントリーレベルのクォーツウォッチとして再登場させただけであることを思い出して欲しい。

 それから4年後、私たちはスケルトン化されたマイクロローターのサントス デュモンを目にすることになる。私たちは皆、長い道のりを歩んできたわけだ。ラッカー装飾が施されたYGモデルは、その限定数から昨年のトリオのようにインターネット上の時計コミュニティを炎上させることはないだろうが、ブルーとゴールドの組み合わせは実に相性がいい(私はNBAインディアナ・ペイサーズの黄色と青のキットを着てニックスを苦しめるレジー・ミラーを見て育ったが、我がゴールデンステート、ノートルダム、ロサンゼルス・ラムズをはじめ多くのファンが肯首してくれることだろう)。確かに、地球を飛び回る小さな飛行機の模型(マイクロローター)はなくてもよかったかもしれないが、これがカルティエなのだ。歴史的な物語を現代のブランドに盛り込む場合、ときには失敗もする。

 カルティエはスケルトンウォッチを作るたびに、少しずつ変化している。キャリバーは、カルティエのアイコニックなケースシェイプにちょうど収まるような構造となっている。タンク アシメトリックはクロシュともタンク シノワーズとも異なり、2022年のマス ミステリユーズのようなものとも異なる。確かに、これは方程式なのだ。しかし、魔法は仕上げの中に潜むのである。

 ところで、今年のカルティエのスケルトンモデルは、本作だけではない。今年の複雑機構を積んだカルティエのスケルトンモデルには、ミニッツリピーター、フライングトゥールビヨン、永久カレンダーを搭載したポケットウォッチがある。しかも、サイズはわずか56mm。こんな美しいモダンな懐中時計を見ると、削ぎ落とされたサントス デュモンのよさがより一層引き立つようだ。

cartier skeleton pocket watch 2023
Antoine Pividori © Cartier

基本情報
ブランド:カルティエ
モデル:サントス デュモン

直径:43.5 ×31.4mm
厚み:8mm
ケース素材:YG × ブルーラッカーベゼル(限定モデル)、SS、PG
インデックス:ローマ数字
防水性能:日常生活防水
ストラップ/ブレスレット:ブルー&ダークブルーアリゲーター(YG)、ブルー&グレーアリゲーター(スティール)、ボルドー&ブラウンアリゲーター(PG)

Cartier Santos-dumont skeleton
キャリバー9629MCの分解図。Maud Rémy Lonvis © Cartier

ムーブメント情報
キャリバー:Cal.9629 MC
機能:スケルトン仕様
直径:23.2mm
厚み:4.4mm
パワーリザーブ:約44時間
振動数:2万5200振動/時
巻き上げ方式:自動巻き
その他の仕様:マイクロローターを含め部品点数212

価格&発売時期
価格:PG 587万4000円、YG 605万8800円、SS 451万4400円(すべて税込予価)
発売時期:今秋予定
限定モデル:YGモデルはシリアルナンバー入り150本限定、スティールとPGモデルは通常生産

ブレゲ タイプXXコレクションの忘れられた名作の数々。

ラグジュアリークロノグラフのカテゴリーには、スピードマスター、デイトナ、ポルトギーゼ、エル・プリメロ、ビッグバン、ナビタイマーなどが割拠している。この分野は非常に競争が激しいため、クロノグラフ製造の歴史で大ヒットを飛ばした大物ブランドでもあっても、愛好家の想像のなかで忘れ去られてしまうのも無理はない。

 それこそまさに、ブレゲのタイプXX(およびXXI、XXII)が過去10年間に経験したことと符合する。スイスの時計メーカーであるブレゲは、1990年代半ばに20世紀で最も有名なパイロットクロノグラフを復活させて以降製造を続けるなど、21世紀のクロノグラフレースにいち早く参入した。しかし、どういうわけかタイプXX系は、90年代後半に時計コレクターの熱狂的な支持を得た当初と同じ熱量を維持するのに苦戦を強いられている。

Breguet Type XXI and XX
ジャック(・フォースター)は2015年にブレゲのタイプXXファミリーの優れた略史を執筆している。

ブレゲスーパーコピー代引き優良サイトタイプXX/XXI/XXIIシリーズは私を魅了してやまない。歴史も申し分なく、時計自体も美しい。しかしもっと重要なのは、ブレゲが製造するほかのどのモデルとも似ていないということだ。スポーティなマリーンでさえ、まったく異なる雰囲気を持っている。だからこそ、最近タイプXXの新作があまり話題にならないことはとても残念に感じている。

 2021年に発表されたばかりのカラフルなタイプXXIのペアや、2年に1度開催されるOnly Watchチャリティーオークションで絶賛されたユニークピース(この記事とこの記事を参照)など、散発的なアップデートはあるにはあった。しかし、2010年にタイプXXIIがデビューして以来、このコレクションはブレゲから後回しにされてきた感が拭えない。

Breguet Only Watch
Only Watch 2019のために製作されたブレゲ タイプ20のユニークピース。

 1990年代半ばに復活を遂げてからのタイプXX/XXIの進化をざっと振り返ってみたい。もしかすると、このコレクションがこれまで歩んできた道、そしてこれから向かうべき道の手がかかりになるかもしれない。

 今回は、ブレゲが製造したタイプXX、XXI、XXIIのモダン/コンテンポラリーのパイロットウォッチに焦点を当てるため、タイプ20の軍仕様の歴史や、航空業界におけるブレゲの歴史について深く掘り下げないことは承知いただきたい。それらについては、ジャックが2015年の記事でひととおり網羅しているので、航空界におけるブレゲの歴史的な位置付けや、ヴィンテージのタイプ20腕時計の影響力についてご存じない方は、この記事を一読されることをおすすめする。

Breguet Type XXI
腕に装着された現行(執筆当時)のブレゲ タイプXXI。

 歴史についてそのすべてを深掘りすることはしないが、ブレゲが1990年代半ば以降に製造したさまざまなリファレンスについて解説する前に、あらかじめ整理しておくべきことがいくつかある。

ブレゲ タイプXX/XXI/XXII 早見表
アラビア数字で判別可能の“タイプ20”とは、1950年代にフランス軍が、パイロットが飛行中に着用するフライバッククロノグラフをフランスとスイスのトップクラスの時計メーカーから製造するよう暫定契約した際に提供されたオリジナルの仕様書を指すことが一般的だ。仕様書の原本は紛失し、現在も見つかっていない。しかしタイプ20とは、ブレゲの名がダイヤルに刻印されたオリジナルのミルスペッククロノグラフだけでなく、タイプ20の要求仕様に応えたエイラン、ドダーヌ、ヴィクサ、アウリコスタ、マセイ・ティソといったほかの時計メーカーの製品も指すと一般に理解される(後者は実際にブレゲやほかの時計メーカーのために時計を製造していた)。

 一方、タイプXXという名称は、タイプ20のデザイン言語を市販品向けにアレンジしたものだけを指す。1995年に復活を遂げて以来、ブレゲがパイロットクロノグラフの旗印の下に製造してきた時計の99%が、これに含まれる。

Vintage Breguet
数年前にフィリップスで落札されたブレゲのヴィンテージパイロットウォッチのセレクション。

 ブレゲが1970年代にオリジナルのタイプXXI腕時計を製造していたことも注目に値するが、現行のタイプXXIとはほとんど関係がない。私が知る限り、最初のXXIIは2010年に製造されたものである。

 オリジナルの仕様書によると、現代のタイプXXとタイプXXIはすべてフライバッククロノグラフで、文字盤には通常、フランス語で“レトゥール・アン・ヴォル”、つまり“fly back(フライバック)”と表記される。現在ブレゲがコレクションで採用しているクロノグラフムーブメントは、もともと1992年にブレゲが買収したレマニア社によって開発されたものである。

 さて、タイプXX、XXI、XXIIの各コレクションを分ける固有の違いだけでなく、その背景を最低限理解するのに十分な歴史のレッスンは以上だ。それでは、ブレゲのアヴィエーション(航空機)にインスパイアされたクロノグラフがどのように進化し、現在の地位を築いたかをより理解するために、振り出しに戻ろう。

新たなスタート(1995年~1998年)
現在に至るタイプXXは、1995年にバーレーンを拠点とするオルタナティブ投資会社インベストコープの傘下にあったブレゲがリリースしたタイプXX Ref.3800である。これがタイプXXの第3世代の始まりであり、今日存在するコレクション全体のバックボーンであると多くの人が考えている。

Breguet Type XX 3800
ブレゲ タイプXX Ref.3800。Image, Phillips

タイプXX Ref.3800は、オリジナルのタイプXXのデザイン言語を進化させたモデルだ。ブレゲはケース径を38mmから39mmに拡大し、ミドルケースに施された特徴的なコインエッジやポリッシュ仕上げされたベゼルなどの装飾効果を取り入れた。また、レマニア1350をベースとしたブレゲ自社製自動巻きムーブメント、Cal.582が搭載され、過去のモデルのような手巻きムーブメントではなく、フライバックモジュールが搭載された。フライバック機能と逆回転防止ベゼルはオリジナルを踏襲し(初期モデルでは逆回転防止ベゼルが採用された個体も報告されている)、視認性に優れたブラックマットダイヤルに白文字表記が採用された。このリファレンスの初期のモデルは、トリチウム夜光とゴールドメッキのリューズが特徴であった。

ステンレススティール製モデルの成功に続き、ブレゲはすぐにイエローゴールド製でブラックダイヤル仕様のRef.3800BA、ローズゴールド製でブルーダイヤル仕様のRef.3800BRをリリース。とりわけ後者は、これまでのタイプXXシリーズのなかでも最も魅力的で華やかな配色のひとつだと私は考えている。

Breguet Type XX
ブレゲ タイプXX Ref.3800PT。Image, Christie's

Ref.3800PTもまた、この時期に発表されたあまり知られていないモデルで、このモデルが製造開始されて1年か2年後に製造された。プラチナケースにブラックダイヤル仕様のタイプXXは、合計100本の限定生産だった。

デイト表示あり、それともノンデイト?(1998年~1999年)
その3年後、ブレゲはデイト表示機能を備えたタイプXX トランスアトランティック Ref.3820を加えることでXX系の充実を図った。6時位置のインダイヤルの内側にクイックセット式のデイト窓が追加され、ベゼルにサテン仕上げが施された以外は、従来のタイプXXとほぼ同じであった。トランスアトランティックに搭載されたムーブメントは、レマニア1372をベースとしてデイト表示付きのCal.582Qにアップデートされた。

Breguet Type XX
ブレゲ タイプXX Ref.3820。 Image, Antiquorum

 私が知る限り、1995年以降の非クロノグラフのタイプXXは、1998年に発表されたモデルだけだ。タイプXX Ref.3860 レヴェイユは、生産数が非常に限られたアラームウォッチで、トランスアトランティックと同じケースを採用し、SS製とゴールド製が展開された。ブレゲのスポーツウォッチに興味をお持ちの方には、ノンクロノグラフかつノンマリーンという素晴らしい選択肢になると思う。

Breguet Type XX Reveil
SS製ブレゲ タイプXX 3860 レヴェイユ。Image, Antiquorum

 ブレゲはこの時点で、実験的フェーズに真っ先に飛び込んだ。アエロナバル Ref.3807として知られるこのモデルは、ポリッシュ仕上げのベゼルとブレスレット、光沢のあるダークブルーのコバルトダイヤル、そしてタイプXXシリーズで初めて採用されたシースルーバックを備えた、約1500本限定のシンプルで美しいSSモデルだ。

Breguet Type XX
ブレゲ タイプXX Ref.3807。 Image, Antiquorum

Breguet Type XX
ブレゲ タイプXX Ref.3820、カーボンファイバーダイヤル、チタンケース。Image, Antiquorum

Breguet Type XX
ブレゲ タイプXX Ref.3820 プラチナケース、ブルーダイヤル。Image, Antiquorum

Breguet Type XX
ブレゲ タイプXX Ref.3820 RG製ケース、ブラックダイヤル。Image, Antiquorum

 この時期に発表されたモデルとしては、ブラックのカーボンファイバーダイヤルを備えたチタンケースのトランスアトランティック Ref.3820、ブルーダイヤルを備えたプラチナケースのトランスアトランティック Ref.3820、ディープブルー、ブラック、ホワイトダイヤルを備えたイエローゴールド(BA)、ホワイトゴールド(BB)、ローズゴールド(BR)製のトランスアトランティック Ref.3820などが展開された。WGケースとホワイトダイヤルの組み合わせは、伝統的なミルスペックにインスパイアされたクロノグラフに、とりわけ意外性を与えている。

Breguet Type XX
ブレゲ タイプXX Ref.3820、RG製、ホワイトダイヤル。Image, Christie's

Breguet Type XX
ブレゲ タイプXX Ref.3820、WG製、ホワイトダイヤル。Image, Antiquorum

Breguet Type XX
ブレゲ タイプXX Ref.3820、WG製、ブルーダイヤル。

Image, Ineichen Auctioneers

 ブレゲはRef.4820も同じ2000年代初頭に発表した。こちらは直径33.5mmで、女性時計コレクターをターゲットにした小型のタイプXXトランスアトランティックだ。あまり知られていないRef.4821は、マザー オブ パール(MOP)ダイヤルとダイヤモンドがセッティングされたベゼルを備えたタイプXXである。

世界で最も複雑な時計を製作することは、

ヴァシュロン・コンスタンタンのチームメンバーが、見本市の直前にメゾンから何か大きな発表があると教えてくれた。彼らはまた、私がこのニュースの取材に適任だと考えているとも言っていた。どうやらヴァシュロン・コンスタンタンから懐中時計が発表されるらしい。友人や同僚から揶揄(からか)われるかもしれないが、私の時計への情熱は懐中時計がきっかけであった。

それだけに、現代のブランドが、ウブロスーパーコピー代引き優良サイトそのような古い時計製造のスタイルを利用して、何かおもしろいことをするのであれば、私はいつまでも好奇心を持ち続けるだろう。しかし、ヴァシュロンが何を用意しているのかを知ったとき、それは単に興味深いだけでなく、歴史的意義を感じた。最終的に、その時計はバークレイ・グランド・コンプリケーションと呼ばれる、世界で最も複雑な時計だと判明し、私は自分の目で確かめなければならないと思った。

いまや懐中時計を製造している時計メーカーは、パテック フィリップを除いてほとんどない。本来、時代錯誤で扱いにくいものであり、通常であれば身につけることはほぼ不可能である。ましてや63の複雑機構、245石、2877個の部品を搭載し、重さは960g以上、直径約9cm、厚み5cmともなるサイズである。

私は(かなり長文の)Introducing記事のなかで、この時計の複雑機構の多く、特に初の中国伝統の永久カレンダーについて取り上げた。世界で最も複雑なたった1本のビスポークウォッチを作るという途方もない仕事に挑戦するブランドは、いまのところ地球上にほかにないだろう。

1783年にマリー・アントワネットのために懐中時計を注文したとされるスウェーデンの伯爵アクセル・フォン・フェルセン(Axel von Fersen the Younger)の話や、より有名なところでは1933年にパテック フィリップが製作したヘンリー・グレーブス スーパーコンプリケーションの話など、このコンセプトは何世紀も前に遡る。

これらの時計には依頼主の名が冠されており、ヴァシュロンの新作もその例に漏れず、ウィリアム・R・バークレイの名を冠している。彼はこの新作だけでなく、この時計が製作されるまで最も複雑な時計であったヴァシュロンのRef.57260を発注した人物でもある。

この時計を実際に(ガラスの向こうからではなく、間近で)眺めることは、一生に1度の経験になることは間違いなく、Watches&Wondersの前日、私はジュネーブ郊外にあるヴァシュロン・コンスタンタン本社に行き、特別なプレゼンテーションを受けた。ヴァシュロン・コンスタンタンのスタイル&ヘリテージ・ディレクター、クリスチャン・セルモニ氏との対談も叶った。

私の懐中時計への憧れを満足させ、この信じられないような(そして巨大な)時計学の偉業を解き明かすために、そしてただ単に見たことがあると言えるようにするために、このミーティングに臨んだ。それに、ほかにも疑問があった。

例えば、ヴァシュロンがこのプロジェクトを通じて学んだことの意味や、それを今後の量産モデルにどのように応用できるかといった実用的な質問もあった。

しかし、このような時計について何年も考え、本を読み、夢さえ見てきた私にとって、この時計はどのような気持ちにさせてくれるのだろうか? 何世紀にもわたって解明されることのない時計製造の偉業を、誰かが理解し始めることができるだろうか? バークレイ・グランドコンプリケーションに隠されたこれらの疑問、そしてその他の疑問を解き明かそうとする私と一緒にご覧いただきたい。

ゼニスは、その長い歴史のなかで航空業界と深い関わりを持ってきました。

長年にわたりクラシカルなデザインと高い精度で愛され続けてきましたが、2023年に大幅なリニューアルが行われました。この刷新は、ブランドの伝統に根ざしながらも、現代的な感性を取り入れた革新的なモデルを生み出し、新しいユーザー層にも訴求するものとなっています。

この新しいパイロットコレクションについて、ゼニスのプロダクト開発ディレクターであるロマン・マリエッタ(Romain Marietta)氏にインタビューを行い、コレクションの背景、デザインの方向性、日本市場向けの戦略、そして今後の展望について話を伺いました。

過去からの脱却と未来への挑戦

ゼニススーパーコピー時計代引きマリエッタ氏は、「過去10年にわたり、ゼニスのパイロットウォッチはヴィンテージ調のデザインで高い人気を得ていました。しかし、ブランドの成長をさらに促進するためには、現代的で洗練されたスタイルへの変革が必要だと考えました」と語ります。この変革の背景には、現代の多様化する顧客層に対応したいという強い意志があり、他のコレクションとのデザイン上の一貫性を確保する狙いもありました。

新しいパイロットコレクションのデザインは、ゼニスの主要コレクションであるクロノマスターやデファイとの統一感を追求し、ブランド全体のアイデンティティを強化しています。「伝統を尊重しつつも、時代に即したデザインを採用することで、ゼニスの進化を象徴する新たなコレクションが誕生しました」とマリエッタ氏は語ります。

コラボレーションプラットフォームとしてのパイロットコレクション

パイロットコレクションのリニューアル後、最初のコラボレーションモデルとして誕生したのが、日本を代表するバッグブランドであるポーターとのタッグによる2モデルです。シンプルな3針とスポーティなクロノグラフがラインナップされており、どちらもカーキグリーンセラミック製ケースと波型のカーキグリーン文字盤が採用されています。

このプロジェクトについてマリエッタ氏は「日本国内で非常に高い人気を誇るポーターと共同で新しいモデルを作り上げることができたのは、とても意義のあることでした。ポーターの持つ職人精神とゼニスのクラフトマンシップは共鳴し合い、双方の美学を融合させたユニークなモデルを作り上げることができました」と語ります。

コラボレーションモデルは、ロゴの配置やサイズ、素材選定に至るまで細部にまでこだわり抜かれ、時計とバッグ、両分野のプロフェッショナルたちの緻密な共同作業の賜物です。コラボレーションモデルは、ロゴの位置やサイズ、素材の選定に至るまで、両社の職人たちの手によって細部まで緻密にデザインされています。特に、ゼニスとポーターの職人同士が一丸となり、異なる分野の美学を融合させるプロジェクトとして、時計業界とファッション業界の双方に大きな注目を集めています。さらに、日本国内外でポーターの人気が高まり続けていることも、このコラボレーションの成功の要因となっています。

パイロットコレクションの刷新は、ゼニスにとって大きなチャレンジであり、ブランドの未来を示す重要な一歩です。マリエッタ氏は「ブランドのアイデンティティに基づきながらも、時代に合った新しい挑戦を続けることで、ゼニスのさらなる成長を目指しています」と力強く述べました。ポーターとのコラボレーションを皮切りに、さらに広がる可能性を秘めたパイロットコレクションが、今後どのように進化し、世界中の時計ファンに受け入れられるのか、期待が高まります。

クラシックと革新のバランス、次の一手

ゼニスの現在のカタログを見てみるとクロノマスターであってもデファイコレクションであっても、現代的なデザインのモデルだけでなくクラシックなデザインが取り入れられたリバイバルモデルも展開されています。新しいパイロットコレクションは、ヴィンテージスタイルから脱却し、モダンで洗練されたデザインへと移行しましたが、一部の市場、特に中国などでは旧デザインへの根強い人気が見られ、ヴィンテージスタイルの復活を望む声が多いことも明らかになっています。ロマン氏は「パイロットモデルは現行のモダンなデザインが定着した後、ヴィンテージスタイルを基調としたリバイバルモデルを展開する予定です」と述べています。また、彼は「リバイバルモデルは単なる過去の再現ではなく、コレクションのストーリーテリングを補完するための重要な要素であり、ゼニスのDNAに深く根ざした取り組みです」と、その意義を強調しました。

今回のインタビューでは、ブランドの未来を切り拓く新たなプロジェクトの一端を垣間見ることができました。詳細はまだ公開できませんが、ゼニスがその歴史と伝統をさらに高める重要な取り組みが進行中であることは確かです。ロマン氏はインタビューの最後に「ゼニスのDNAに根ざした新しい挑戦が、ブランドを次のステージへと導くでしょう」と締めくくりました。

2025年、ロレックス新作予想

新作ロレックスだ。少し気が早いかも知れないが、どんな新作が発表されるのかと、思わず想像を繰り広げてしまうところはこのブランドの楽しみのひとつだろう。

正直に言うと、2024年に発表されたロレックスの新作は期待外れだった。まったく想像もしていなかったディープシーのフルゴールドモデルには確かに驚かされたが、基本的には既存モデルのバリエーションであり、個人的に心が湧き立つようなワクワクする新作はなかったように思う。だからこそ、2025年にはかなり期待をしている。そんなこともあって、もはや妄想に近いかもしれないが、2025年に登場しそうな新作ロレックスがどんなものかを予想してみた。“自分はこんな新作を予想している!”と、一家言をお持ちの方がいれば、ぜひコメント欄か、Instagramなどで予想を聞かせて欲しい。

ついに登場? “コークベゼル”のGMTマスターⅡ

2024年の新作として、ロレックススーパーコピー時計代引き 優良店GMTマスターⅡにはグレー&ブラックのセラミックベゼルを持つRef.126710GRNRがラインナップされた。これまでにない組み合わせのツートンベゼルではあったが、多くの時計好きは別のツートンを期待していたに違いない。レッド&ブラックのセラミックベゼルを持つ“コークベゼル”のGMTマスターⅡだ。

レッド&ブラックの組み合わせが技術的に不可能ということはないだろう。2色のセラクロムベゼルインサートの組み合わせとしては、ブラウン&ブラック、ブルー&ブラック、グリーン&ブラック、そしてレッド&ブルーの“ペプシベゼル”もすでに登場している。レッド&ブラックの組み合わせだけが難しいということは考えにくく、あえて投入していないと考えるのが自然である。問題はいつ投入されるかだ。これまでのロレックスの新作発表パターンから想像すると、2年連続で新バリエーションが投入されるというのは少し考えにくいが、実は2025年は1955年にGMTマスターが誕生してから70周年となるアニバーサリーイヤー。このモデルの話題づくりとして投入するというのもあり得るのではないだろうか?

確度は高め? デイトジャスト アニバーサリーエディション

70周年を迎えるGMTマスターも見逃せないが、2025年にロレックスはさらに重要なふたつのアニバーサリーイヤーを迎える。ひとつはロレックス創業120周年のアニバーサリーだ。1905年に創業者のハンス・ウイルスドルフは、時計専門商社のウイルスドルフ&デイビス社をロンドンに創立した。この会社こそロレックスの原点である。ロレックスの名が歴史に登場するのは1908年であるため、この年をもってロレックスの始まりと見なすこともできるが、公式サイトで紹介するロレックスの歴史が1905年からスタートしていることから考えても、やはり1905年がロレックスの始まりなのだろう。

さらに重要なのは、2025年にデイトジャストが誕生80周年を迎えるということである。デイトジャストはロレックスにとってきわめて重要なコレクションで、ダイヤルに小窓で日付を表示する初の自動巻き腕時計として1945年に誕生した。このデイトジャストがロレックスの40周年記念として発表されたことを忘れてはならない。滑らか5列リンクのブレスレットをロレックスではジュビリー(Jubilee)ブレスレットと呼ぶが、そもそもこのブレスレットは40周年のアニバーサリーとして発表したデイトジャストのために特別にデザインされたものだった。そんなデイトジャストにおける記念すべき年に何も発表がない、なんてことがはたしてあるだろうか?

実現なるか? ミルガウスの電撃復活

多くの人が忘れているかもしれないが、ロレックスの耐磁時計であるミルガウスは2023年に人知れず生産終了となり、現在ラインナップから姿を消している。主要人気モデルがムーブメントをアップデートするなか、ミルガウスにおいては新型へと移行されなかったことが主な生産終了の原因だと思われるが、優れた耐磁性能や個性的なデザインを持ち、ニッチではあるもののコアなファンを擁するコレクションだった。

ミルガウスは過去にも生産終了から復活を遂げており(1988年に生産終了となり2007年に復活)、いつ再び復活を遂げても決して不思議ではない。ロレックスの公式な情報に従えば、ミルガウスは1956年に登場した(少なくとも2020年の公式資料ではそのように書かれている)。そこから考えると、もし復活するとしても誕生70周年となる2026年に発表というのが自然ではあるが、実は気になる動きも過去に見られた。それが生産終了となったその年のオークションにおけるミルガウス Ref.6541における記録的な落札結果だ。2023年5月に開催されたフィリップスのジュネーブオークションで、ミルガウス史上最高額となる250万ドル(日本円で約3億4305万円)で落札されたのだ。このとき出品された個体はきわめて状態がよかったため、それが要因とも言えるが、実は購入したのはロレックス自身だったのではないかとも言われている(気になる方はこちらとこちらの記事も読んでみて欲しい)。多くのモデルでテコ入れが進みモデルチェンジを果たしている今、ミルガウスで話題の喚起を図ってもおかしくはないだろう。

正史の公表は新作サブマリーナーへの布石?

可能性は薄そうだが、サブマリーナーにおいて新作が投入される、なんてこともあるかもしれない。2024年9月、ロレックスは唐突にサブマリーナーに関する書籍を発表している。本著はニコラス・フォークス(Nicholas Foulkes)氏による『Oyster Perpetual Submariner – The Watch That Unlocked The Deep(オイスター パーペチュアル サブマリーナー – 深海を切り開いた時計)』という252ページにわたる分厚い書籍で、サブマリーナー初の公式な歴史書であり、1953年に発表されたサブマリーナーの全歴史を記録した広範な記録だ。著者であるニコラス・フォークス氏がロレックスがアーカイブへのアクセスを許可してくれたことを公表していることから、本著はロレックスが正式に認可した公式な情報である。なぜこのタイミングだったのか。もちろんたまたまかもしれないが、巧妙なマーケティングとブランディング戦略を得意とするロレックスが、何の意図もなしにこうした書籍の製作に協力するだろうか。

セイコー 5スポーツ HUF コラボレーション限定モデル SBSA279 が登場。

セイコー 5スポーツ HUF コラボレーション限定モデル
セイコー 5スポーツより、「HUF」とのコラボレーション限定モデル第2弾を発売。
1960年代後半のヘリテージを進化させたデザインが登場。

SKXシリーズをベースにレトロなカラーリングが面白い1本です。

人気のウブロスーパーコピー 代引き専門店世界限定7,000本(うち国内1,000本)51,700 円。

かなり多めの生産ですけど国内1000本完売するかしら・・・?

若者向けだと思いますけど5万円は少し高いよね。

HUF(ハフ)とは
2002年にプロスケートボーダーのキース・ハフナゲルによって設立された「HUF」は、スケートボーディングとストリートカルチャーのスピリットを取り入れたライフスタイルブランドです。セレクトショップから始まり、キース自身がスケートボードとストリートカルチャーの精神を表現するブランドに創り上げ、現在では、多方面からのリスペクトを受ける、スケート&ライフスタイルブランドの一つへと成長を遂げました。
「HUF」は、設立当初からキース・ハフナゲルが牽引してきた革新的な構想を継承し、クリーンな美学、刺激的なデザイン、そして高品質な技術を提案し続けています。

こちらは第1弾の片方と第2弾。

第1弾は2022年に2種類発売されました。

ギラギラ系グリーンは300本限定でリリースされたSBSA164。

NATOストラップが格好良いSBSA163は1000本限定。

当時47,300 円と42,900円で、現在はもちろん完売しております。

前回300本と1000本が、7000本ですからね・・・HUFの人気がそこまであるのかしら。

人気と言えば・・・

今年はナイキと20年ぶりにコラボしてダンクやエアマックスが発売され話題になりました。

ダンクの方は2次流通でプレミアム価格となっています。

1960年代後半に人気を博したセイコー 5スポーツのヘリテージデザインに着想を得て、HUFがカラーリングをアレンジしています。
りゅうずの先端には、特別に「HUF」のロゴをあしらっています。

シースルーバック仕様の裏ぶたは、HUF コラボレーション限定モデルならではの鮮やかな「HUFグリーン」を採用。
数量限定モデルの証として「LIMITED EDITION」とシリアルナンバーが記されています。

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0001/7000のナンバリングは嬉しいですね。リューズにもHUFのロゴがありました。

HUFファンならゲットするしかありません。

SBSA279
5スポーツ
SKX series
51,700 円(税込)
HUF コラボレーション限定モデル
世界限定:7,000本(うち国内:1,000本)

ムーブメント
キャリバーNo 4R36
駆動方式 メカニカル 自動巻(手巻つき)
精度 日差+45秒~-35秒
駆動期間 最大巻上時約41時間持続
石数 24石
機能 秒針停止機能
カレンダー(日付・曜日)機能つき
ケース・バンド
ケース材質 ステンレス 裏ぶた:ステンレスとガラス
ケースサイズ 厚さ:13.4mm 横:42.5mm 縦:46.0mm
ガラス材質 カーブハードレックス
ルミブライト あり(針・インデックス・ベゼル)
中留 ワンプッシュ三つ折れ方式
腕周り長さ(最長) 205.0mm
時計仕様
防水 日常生活用強化防水(10気圧)
耐磁 あり
重さ 168.0g
その他特徴
裏ぶた「LIMITED EDITION」表記
裏ぶたシリアルナンバー入り
逆回転防止ベゼル
シースルー・スクリューバック
実際の製品では、製造上の理由により、裏ぶたの向きが異なる場合があります。

スペシャルパッケージは嬉しい。

海外のリファレンスはSRPL33です。

まとめ

いかがでしょうか?

「【2024年新作】セイコー5 スポーツ “HUF” コラボレーションモデル SBSA279 ¥51,700-」でした。

12/6から販売開始されており、取扱店で完売しているところは無さそうです。

セイコー5スポーツで5万円はちょっと高いですよね。

HUF好きの高校生でも買える値段ならもう少し話題になったのかも知れません。

大学生でも買わないかな・・・この価格ならアップルウォッチ買うと思います。

世界ベースで見たら価格が上がっていくのが普通なんですけど、日本の感覚はずっと20年前と同じ。

台湾マーケット限定販売モデルで、セイコー台湾70周年記念だそうです。

SKXシリーズのGMTボーイにシャンパンゴールドの文字盤がセットされ、裏ブタには「1of500」の限定数が施された特別なデザイン。

セイコーは、自動巻きムーブメント、GMT デュアルタイムゾーン ポインター、41 時間のパワーリザーブ、日付ウィンドウ表示を搭載して台湾での 70 周年を祝います。

セイコーの台湾創立70周年記念時計が「黄金」の時代に敬意を表します
人気のロレックススーパーコピー 代引き専門店GMTムーブメントウォッチのデザインは、スポーツウォッチのセイコー5 SKXケースタイプからインスピレーションを得ています。
コントラストのあるGMT針を採用し、文字盤の内リングの上半分と下半分の色が異なります。
視覚効果に加えて、昼と夜を直感的に区別することもできます
針とアワーマーカーにはルミブライトがコーティングされており、暗闇での視認性が向上します。

自動巻き(手巻き)、パワーリザーブ約41時間
ねじ込み式シースルーバックカバー、GMTデュアルタイムゾーンポインター、日付表示
トレンドのデザインやムーブメントのテクノロジーの組み合わせなど、コレクション価値が非常に高く、日常着としての実用性も兼ね備えています。

セイコー5スポーツ誕生から半世紀
時計に求められる役割は、時間を告げるだけではなく自己表現の手段へと変化
新しいセイコー 5 スポーツのキーワードは「Show Your Style」
今日生まれ変わり、時計文化を次世代へ継承する役割を与えられる

500本限定で17,000 ニュー台湾ドル (約80,000円)と非常に高額なセイコー5スポーツですね。

台湾でしか購入できませんのでご注意を。

セイコー70周年記念第3弾を台湾で12月に正式発売

ゴールドをテーマにしたセイコー 5 スポーツの新しいアニバーサリーウォッチ。
トレンドのSKX GMTシェルタイプを使用した金色の文字盤装飾デザインは、過去の輝かしい時代の要素を反映するとともに、次の輝かしい70年への熱い期待を呼び起こします。

モデル: SSK044K1 / NT$17,000

良いじゃな~い!欲しいわ~って思われたら台湾旅行へどうぞ。

タピオカモデルもまだ売っているかも知れません。

こちらは同じ70周年記念モデルのプレザージュ「カクテルタイム”ザクロハニー” SRPL21J1」です。

Seiko 5 Sports Automatic GMT S
KX Sports Style Taiwan Exclusive 70th Anniversary Limited Edition
Gold Dial

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ムーブメント
キャリバーNo 4R34
駆動方式 メカニカル 自動巻(手巻つき)
精度 日差+45秒~-35秒
駆動期間 最大巻上時約41時間持続
石数 24石
機能 24時針つき 秒針停止機能
ケース・バンド
ケース材質 ステンレス 裏ぶた:ステンレスとガラス
ケースサイズ 厚さ:13.6mm 横:42.5mm 縦:46.0mm
ガラス材質 レンズつきハードレックス
ルミブライト あり(針・インデックス)
中留 ワンプッシュ三つ折れ方式
バンド幅 22mm
時計仕様
防水 日常生活用強化防水(10気圧)
耐磁 あり
その他特徴
シースルーバック
回転ベゼル
ダブルロック中留

まとめ

いかがでしょうか?

「【台湾限定】セイコー5スポーツ SSK044K1 セイコー台湾70周年記念モデル」でした。

42.5mmは大きいです。

細腕オジサンにはちょっと浮いた感じがしますね。

セイコー SBEJ021 プロスペックス メカニカルダイバーズ 1968 ヘリテージ GMT ブルーグレーの新作情報です。

新しいGMT機能付きムーブメント キャリバー 6R54を搭載したメカニカルダイバーズ 1968 ヘリテージ GMTに新色のSBEJ021が登場しました。

ブルーグレーだそうです。

「海底に差し込む光をイメージ」、オシャレな感じですね。

これでレギュラーモデルは黒、グリーン、ブルーとなりました。

良いカラーばかりです。

人気のタグホイヤースーパーコピー 代引き専門店個人的には長く飽きの来ないブラックがおすすめ。

42mmとちょっと大きくて分厚いのですが、質感も良いのでこのシリーズはオススメできますね。

細かい精度を気にするような方には無理ですが、セラミックベゼル、防水性、耐磁性、GMT機能、3日巻きパワーリザーブとグッドポイントがたくさん!

価格は218,900 円です。

サブマリーナーやGMTマスターIIの1/10の価格ですよ。

プロスペックスコンセプトコーナー設置店専用モデル
海底に差し込む光をイメージしたニュアンスのあるブルーグレー色のダイヤルに、ゴールドのGMT針が輝く、日本国内の限られたショップでしか手に入らないスペシャルカラーのモデル。

1968 メカニカルダイバーズのヘリテージデザインを継承した造形。随所に施された鏡面仕上げが、力強いダイバーズウオッチに上質な印象を与えます。

「セイコー プロスペックス メカニカルダイバーズ 1968 ヘリテージ GMT」のレギュラーモデルは深いグリーンが特徴の「SBEJ009」、ブルーグレーの新色モデル「SBEJ021」、そして定番のブラックモデル「SBEJ011」の3つ。

ダイバーズウオッチは、潜水計器として生まれたツールウオッチである。そのため機能的に設計される一方で、細部の仕上げなどはあえて武骨に徹し、プロフェッショナルの道具としての役割に徹していた。


しかし1990年に、セイコーが世界初の腕時計型ダイビングコンピューターを発表したことで、ダイバーズウオッチは”道具としての役割“を終えることになる。しかしそれでもダイバーズウオッチが消え去らなかったのは、防水性と視認性に優れるという”腕時計の理想形“であったから。むしろダイバーズウオッチはその優れたスペックを生かしながら、現代の腕時計に求められるニーズに合わせて進化を遂げている。

ダイバーズウオッチの現代的な進化は、「1968 ヘリテージ GMT」に表れている。

この時計は1968年に誕生した世界初のハイビート式ダイバーズウオッチ「Ref.6159」のスタイルを継承しており、角型と丸形のインデックスで視認性を高め、手首への不快な干渉やロープなどが絡みにくいようにりゅうずは4時位置にセット。しかしケースを立体的にデザインし、斜面にポリッシュ仕上げを施すことでキラッと光らせ、アクセサリーとしての魅力も加えている。またカラーダイヤルやセラミックスベゼルも特徴となる。

「1968 ヘリテージ GMT」は、機能的な価値と感性的な価値が両立しており、さまざまなライフスタイルと融合する理想的なオールマイティウオッチといえるだろう。

ディテールから見えてくる、 現代に求められる時計の条件
機能的な価値と感性的な価値を両立させる上で最も有効な手段は、ダイバーズウオッチの必須要素である「逆回転防止ベゼル」を進化させること。潜水経過時間を知るための機能的な機構だが、「1968 ヘリテージ GMT」では、ベゼルのトップ素材にセラミックを採用。セラミックは耐傷性に優れる機能素材だが、発色のバリエーションが広く、またポリッシュ仕上げを行うと深い光沢が生まれ、高級感を演出できるのだ。

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耐傷性に優れた機能素材でありながら、艶やかな光沢感が評価され、高級時計に用いられることが多いセラミック。ベゼルが美しく輝き、タフなのにエレガントな雰囲気に。
「GMT機能」も、現代的な進化だ。そもそも本来のダイバーズウオッチは、水中で第二時間帯を知る必要はない。しかしタフなダイバーズウオッチは、アクティブな旅の時計としても効果を発揮するので、旅先で便利に使えるGMT機能が加わるのは嬉しいことだ。

第二時間帯を表示するGMT針。機能的であるだけでなく、針の色を変えればダイヤル上のアクセントになる。このモデルではGMT針は金色にしている。
腕時計は身体と密接な関係にあるので、着用感を高める「ブレスレット」にも注目したい。「セイコー プロスペックス メカニカルダイバーズ 1968 ヘリテージ GMT」では、新たに開発された3連ブレスレットを装着。重量感もあるため、腕乗りも良く、いい時計を着けているなという実感がわくだろう。

しっかりとした重量感もある新型ブレスレット。タフだが肌あたりもよく、丁寧な仕上げをしていることがわかる。
見えない部分だが、搭載される自社製ムーブメントCal.6R54も現代的なスペックを備える。特徴は約72時間のロングパワーリザーブで、これは金曜夜に帰宅して時計を外しても、月曜日に朝までしっかり動き続けているということであり、シーンに合わせて複数の時計を使い分ける現代的なニーズとも合致する。

搭載するのはセイコーの自社製ムーブメント、Cal.6R54。約72時間のロングパワーリザーブを実現し、実用性に優れる。


機能的な価値×感性的な価値で あらゆるシーンに馴染む時計に
「セイコー プロスペックス メカニカルダイバーズ 1968 ヘリテージ GMT」は、ケース径が42mmでケース厚が12.9mm。200m空気潜水用防水を備えるダイバーズウオッチであることを考えると、かなりコンパクトにまとめているといえる。そのため腕元で悪目立ちすることはなく、あらゆるシーンで活躍してくれるだろう。

ダイヤルカラーは3種。定番はブラックでトレンド感のあるグリーンも人気だが、今期は新色として、海底に差し込む光をイメージしたブルーグレー色のモデル「SBEJ021」も誕生した。

SBEJ021


SBEJ021
プロスペックス
Diver Scuba
218,900 円(税込)
メカニカルダイバーズ 1968 ヘリテージ GMT
ショップ専用モデル

Specifications
ムーブメント
キャリバーNo.6R54
駆動方式 メカニカル 自動巻(手巻つき)
精度 日差+25秒~-15秒
駆動期間 最大巻上時約72時間持続
石数 24石
機能 24時針(デュアルタイム表示機能)
秒針停止機能
ケース・バンド
ケース材質 ステンレス (ベゼル:セラミックス表示板)
ケースコーティング ダイヤシールド
ケースサイズ 厚さ:12.9mm 横:42.0mm 縦:48.6mm
ガラス材質 サファイア
ガラスコーティング 内面無反射コーティング
ルミブライト あり(針・インデックス・ベゼル)
中留 ワンプッシュダイバーエクステンダー方式
時計仕様
防水 200m空気潜水用防水
耐磁 あり
重さ 176.0g
その他特徴
逆回転防止ベゼル
ねじロック式りゅうず
ダブルロック中留
Made in Japan
スクリューバック

まとめ


いかがでしょうか?

「【2024年新作】セイコー SBEJ021 プロスペックス メカニカルダイバーズ 1968 ヘリテージ GMT ブルーグレー」でした。

10万円前後でもプロスペックスはグッドモデルがありますが、20万円前後にはこのメカニカルダイバーズ 1968 ヘリテージ GMTがあります。

厚みと重さが気にならなければ、かなり良いモデルだと思いますので1度試着してみてください。

サイズをピッタリにすれば重さもあまり気にならないかも知れませんし、見た目も格好良いです。

新色のブルーグレーもなかなかですので、グリーンと合わせて是非。

それではまた!

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