記事一覧

そして高級時計のこれまでとこれからを自らの言葉で、本音で語る。

加熱気味だった時計市場、そして魅力的なブランド、時計に対する考えとは?
誕生から5年の月日を経たショパールのアルパイン イーグルコレクション。そのコレクション開発の発端であり、キーマンでもあるカール-フリッツ・ショイフレ氏が、父で共同社長のカール‐フリードリッヒ・ショイフレ氏と共に2024年10月下旬、来日を果たした。カール-フリッツ氏は今回が初めての日本だそうだ。これまでなかなか聞くことができなかったアルパイン イーグルの舞台裏や、現在の状況について事細かに伺うことができた。さらには公の場でほとんど語られることがないような際どい質問に対しても、隠すことなく本音で答えてくれた。そういった意味でも、今回のインタビューは実に貴重な内容であるため、ぜひ最後まで読み進めて欲しい。


左はショパール共同社長のカール-フリードリッヒ・ショイフレ氏。右は息子のカール-フリッツ・ショイフレ氏。彼はショパールのオーナーファミリー5代目を担う予定で、アルパイン イーグルプロジェクトを推進したキーマンであり、今ではプロダクト開発にも積極的に関わりはじめている。


インタビューの際にカール-フリードリッヒ・ショイフレ氏がつけていたのは、L.U.C 1860 フライング トゥールビヨン! その魅力についてはHands-On記事「ショパール L.U.C 1860 フライング トゥールビヨンは28年を費やし完成したタイムピースだ」をご覧いただきたい。


そしてカール-フリッツ・ショイフレ氏がつけていたのは、Cal.1.96を搭載した初代のL.U.C 1860だった。こちらもショパールを語る上で欠かすことのできないタイムピースだ。その魅力は記事「Cal.1.96を搭載した1997年製初代ショパールL.U.C.1860との邂逅」のなかで紹介している。

スーパーコピー時計 代金引換優良サイトカール-フリッツ氏がアルパイン イーグルを語る
佐藤杏輔(以下、佐藤)
アルパイン イーグルのローンチから2024年で5年目。いまやショパールを代表するコレクションのひとつに成長しましたが、今どんな気持ちですか? 当時と今とで何か考えに変化はありましたか?

カール-フリッツ・ショイフレ氏(以下、カール-フリッツ氏)
 2019年の発表当初からすごく反応はよかったですね。その後すぐにコロナ禍に見舞われましたが、2020年のセールスもよかった。アルパイン イーグルは世界的にも成功を収めたモデルのひとつと言えます。日本はとても好きな国ですし、特にそんな場所で大きな成功を収めることができたことをとてもうれしく思います。日本のお客様は知識も深いですが、アルパイン イーグルがこれだけ受け入れられている、よく売れているということはブランドにとってもいいサインです。

 付け加えるとしたら、アルパイン イーグルがあったからこそ、ショパールが備えるメンズウォッチの作り手としての一面に目を向けていただくことができたと思います。日本を含めたほかのマーケットでも、これまではショパール=ハッピースポーツ、ムービングダイヤモンドなど、ジュエラーとしての側面が注目されてきました。アルパイン イーグルによってメンズウォッチ、さらにはL.U.Cコレクションへも注目が波及して新たな顧客層を開拓してくれていることは非常に大きな意味を持っています。ショパールにとってアルパイン イーグルは、新しい顧客コミュニティ、特に若いお客様のコミュニティ形成を助けてくれるモデルです。

佐藤
メンズウォッチとしてのショパール、そしてL.U.Cコレクションの認知度が上がり、さらには若いコミュニティにアプローチできたということですが、それはアルパイン イーグルのローンチ当初から意識していたのでしょうか?

カール-フリッツ氏
 もちろん発表(アルパイン イーグルの)によって新しい顧客層を開拓できるとは考えていましたが、そうした方たちがL.U.Cなどほかのコレクションにも興味を持ってくれるということまでは想像していなかったですね。L.U.Cは今となっては約30年前からあるコレクションですが、実はそれほど広くは知られていませんでした。ですが、若いコレクターの方々がアルパイン イーグルを通じてL.U.Cの存在を知り、コレクションに対する理解を深めてくださっています。これは予想していなかったうれしい発見です。


2024年の新作として発表されたアルパイン イーグル 41 XP TT。超薄型でチタン製、かつオープンワークのL.U.Cムーブメントを搭載した薄くて驚くほど軽く、スポーティでエレガントな二面的魅力が同居している。

佐藤
アルパイン イーグルには、伝統技術と先端技術、スポーティとエレガンスといった二面性が巧みに同居していると感じます。アルパイン イーグルのコレクションにおいて大切にしていることは何ですか?

カール-フリッツ氏
 おっしゃったようにアルパイン イーグルは、一見相反する要素がうまく融合した時計だと思っています。それら(伝統技術と先端技術や、スポーティとエレガンス)は互いを打ち消し合うわけでは決してないんですね。私たちはそれらの両立は可能だと考えています。

 現代の人々のライフスタイルに合わせると、さまざまな状況に応じて時計をつけ替えられる人ばかりではありません。オフィスでつけていても、あるいは水泳やスキーといったレジャーシーンにつけても、常にその場にあった時計であり続けるような普遍性のある時計を作りたいというのが原点にあり、それを実現しているのがアルパイン イーグルだと思っています。

 たとえばアルパイン イーグル 41 XPSはL.U.Cのムーブメントを搭載していて、どちらかといえば薄くてエレガントな時計ではあります。(モデルによっては)エレガント寄り、スポーティ寄りといったことはあるにしても、基本的にはどちらの要素も持っていて、どんなところでも使える時計であるのがアルパイン イーグルの良さです。

 時代にとてもフィットした時計なのだと捉えています。最近はテーラーメイドも復活してきていたり、身につけるものの状況はどんどん変わってきていますが、今の若い方たちはテーラーメイドのスーツにスニーカーやヴィンテージウォッチを合わせてみたり、ヴィンテージのスーツを着てアルパイン イーグルをつけたり、自由に皆さん楽しんでいらっしゃいますね。楽しみ方が多様になっていると感じます。先日もアルパイン イーグルをつけているお客様とディナーをしたのですが、黒い服、白いスニーカーというモノトーンスタイルにモンテローザピンクの41 XPSをつけたアバンギャルドな雰囲気の方もいれば、エレガントなスーツにスポーティなアレッチブルーのアルパイン イーグルをつけている方もいて、お客様自身も先ほど言ったような二面性を上手に取り入れてつけている印象があります。


この時計もショパールの2024年新作として発表され、業界関係者を中心に高い評判を得たL.U.C カリテ フルリエだ。どんな時計であるかについてはHands-On記事「ショパール L.U.C XPSとL.U.C カリテ フルリエを実機レビュー」にて詳しく紹介している。

佐藤
メディアや時計愛好家のあいだで、近年の、特に新作のL.U.Cコレクションを高く評価する声が聞かれます。コレクションに対する世界的な評判はどのようなものですか?

カール-フリッツ氏
 過去4、5年ですが、L.U.Cコレクションはさまざまなマーケットで注目を集めてきました。たとえばミニッツリピーターを搭載したL.U.C フル ストライクが登場した時、あとは初代L.U.C 1860 スティールモデルの復刻版が出た時など、 特定のタイミングでコレクションの認知度が高まったと思っています。それによって評価も世界的に高まってきたのではないでしょうか。

佐藤
年々注目される状況にあると考えていらっしゃるということですね?

カール-フリッツ氏
 とてもいい質問、かつ難しい質問だと思います。ショパールはメンズウォッチの作り手として注目されるようになりましたが、正直なコレクターや、忌憚のないご意見をくださる方は3、4年前までL.U.Cコレクションを買おうと思わなかったし、メンズウォッチを作っているということも実は知らなかったというコメントをくださる方もいらっしゃいました。メンズウォッチも作っているとことに対する認知が高まったという意味でも、大いに注目を集めていると言っていいのではないかと思います。

カール-フリードリッヒ・ショイフレ氏
 1996年にフルリエのマニファクチュールを設立した際、メンズウォッチも作っていることを認知されるには少なくとも10年、そしてその重要なプレイヤーであると思われるには、さらにもう10年かかると考えていました。ジュエリーウォッチやレディスウォッチはすでに広く認知されていましたが、メンズだけがあまり知られていないということが実態としてあったのです。ある有名なウォッチジャーナリストの方が“L.U.Cは隠された秘宝だ”、“時計業界の秘宝だ”ということを冗談でおっしゃっていましたが、これまで隠れていた部分が明らかになって、ブランドの新たな魅力に気づいてくださったという意味では、そのとおりだと思います。

佐藤
2024年は例年以上にアルティザンの魅力について積極的にコミュニケーションされていますが、ショパールにとってアルティザンに対して、どんな考えをお持ちですか?

カール-フリードリッヒ・ショイフレ氏
 アルティザンがいなければ、魅力的な時計もジュエリーも作れません。彼・彼女たちがいるからこそできることがたくさんあるのです。メゾンとしては、アルティザンやクラフトマンシップこそ最も注目を集めるべきポイントになってくれたらいいと思っています。現在、社内では40種類以上の技法を持つアルティザンたちが製品を手がけています。そうした技法が世の中から失われてしまえば、当然この先は作れなくなってしまいますので、もっと多くの方にアルティザンの魅力を知ってもらい継承していくということは、私たちはもちろん、時計業界としても積極的にアピールしていきたいですね。こうしたアルティザンの持つ技法というのはお金で買えないものです。私たちとしてもできる限りのコミュニケーションをしていきたいと考えています。


金を鋳造するゴールドファウンドリ(金鋳造所)を持ち、社内で金ののべ棒の状態からケースやジュエリーに使用するゴールド素材の鋳造を行なっているブランドは時計および宝飾品業界でも数少ない。ショパールのほか、ロレックス、パテック フィリップ、ウブロなどごくひと握りのブランドに限られる。

佐藤
ショパールは100%エシカルゴールド、リサイクルスティールの使用など、サステナビリティや責任ある調達ということに積極的に取り組んでいます。こうした取り組みはショパールにどんなことをもたらすとお考えですか?

カール-フリードリッヒ・ショイフレ氏
 サステナビリティへの取り組みは、私たちに限らず、多くのブランド、特に経営陣の方々が話すトピックのTOP3には必ず入ってくるというぐらい、みなさん考えていらっしゃいます。お客様もやはりブランドに対してそういうものを望んでいると感じていますし、ときに政府や国の方針として提示され、そこに合わせていく必要もあると思います。

 ほかのブランドに先駆けて動くことができれば、その業界に対して早い時期からとてもポジティブな影響を与えることができる。そうした考えに基づいて、ショパールではまずは素材として、エシカルゴールドの導入を始めたのです。ルーセントスティール™(リサイクルスティール)においてはアルパイン イーグルから導入し、徐々にほかのコレクションでも増やしていくことで、2028年までにその90%以上をリサイクルするという目標を掲げました。できもしないことをただ発信するのではなく、できること、自分たちが到達できる目標を立ててしっかりと取り組み、チームとして全力を尽くすことが大事だと私たちは考えます。それをきちんとフォローアップすることで、お客様が求める透明性や、トレーサビリティというところに繋がっていくのではないでしょうか? 何らかの利があるからではなく、できることがあるならばやっていこうということですね。

メゾンが示す、ショパールの魅力と高級時計のあり方
佐藤
多くの時計を趣味にする人々にとって、所有する時計を手放して新たな時計を購入することは一般的です。時計趣味を続けるためにも価値が目減りしにくい時計というのは重要ですが、そうした時計にどんな考えをお持ちですか?

カール-フリードリッヒ・ショイフレ氏
 哲学的な話になってしまうかもしれません。“なぜ人は時計をコレクションするのか”、“なぜヴィンテージウォッチがいいのか”、あるいは“なぜ人は時計を買いたくなるのか”ということ突き詰めていくと、この3年ぐらい、コロナ禍を主として時計を投資として捉えるという考えがありました。家にいる時間が増え、さまざまなことを調べる余裕ができたことを背景に、転売して値段が釣り上がったものをまた売買するということが注目を集めました。

 でも本来時計を買うという行為には、やはりクラフトマンシップや伝統であったり、自分なりにこの時計が好きだと思う理由、長いあいだ楽しむために手にしたいという気持ちがあると思うのです。コレクターのみなさんも、自分が本当に好きだったもの、好きなポイントは何だったかを振り返ると、作るのに要した時間であったり、時計の存在自体が希少だったり、そうしたところに価値をみいだしていたのではないでしょうか? この数年の流れはやはり異常でしたが、それがようやく落ち着きつつあります。時計をまた選ぶことができるようになってきたと捉えていますが、ショパールにとっては変わることなく、先ほどからお話ししているクラフトマンシップや、完成までに要した時間、伝統や技法という要素がしっかりある時計、品質の高い時計こそが、本質的に価値が目減りしにくい時計ではないかと考えています。


ジュネーブ州メイランにあるショパール本社内には大規模なショパールミュージアムが併設されている。フルリエのL.U.CEUMは時計の歴史が包括的に学べるような展示内容だが、こちらはショパール、そしてショイフレ家による140年以上の歴史にフォーカスしている。画像は2023年公開の記事「ショパール マニュファクチュール、そしてメイランの本社ファクトリーに潜入」より。

佐藤
過去製品のリバイバルや同じコレクションを長く作り続ける、あるいは過去の自社製品をオークションで買い戻したりするなど、歴史あるブランドではブランドの価値付けを積極的に行っています。これらについてどのような考えをお持ちですか?

カール-フリードリッヒ・ショイフレ氏
 ショパールではこうしたこと、つまりブランドの価値付けと同様のことが自然にできていると考えています。私たちは自身のミュージアムを所有しており、ある時期のものが足りない場合はやはり自社製品を買い戻したりもしますが、近年はとても高額になる傾向がありますね。私の父(現会長のカール・ショイフレ氏)の時代は、今と同じ規模のミュージアムを作ることよりも、目の前にある新しい製品を作ることに力を入れていました。ヘリテージや歴史が持つ価値に多くのブランドやお客様が注目し始めたのは、本当に最近のことだと思います。

 私は古い懐中時計、息子は1960〜80年代のヴィンテージウォッチに興味がありますが、それぞれ興味があるものは違っています。クルマもそうですね。私は第2次大戦前の30年代〜40年代、彼は80年代〜90年代のクルマと、興味の幅というのは変わってくるものです。

 今の時代はクラシックやヴィンテージが、より注目を浴びていると思います。リ・エディションとしてヘリテージの素晴らしいものを活用したいとは考えますが、リ・エディションを出す場合には必ず自問自答しなければいけません。どんな新しい側面や要素を加えるべきかということです。ただ単に同じものを少し手直しして出すのではなく、オリジナルを持っておられる方がリ・エディションも買いたいと思ってくれるかどうか。新しくておもしろいと思われるようなものをリ・エディションとして出すことにこそ、真の価値があると思うのです。リ・エディションはコピーではありません。再解釈するということ、新たねおもしろいと思える何かが必ず加わらないと意味がないのです。


メイランのショパール本社にあるファクトリー内ミュージアムには、古い懐中時計なども展示されている。


ユニークなスタイルを持った、ムービングダイヤモンド。こんなモデルもかつては存在していた。

佐藤
ときに市場で人気のブランドというのは時代によって変わることが珍しくありません。ショパールが考える、常に人々に愛されるブランドにとって大切なこととは、どんなことだとお考えですか?

カール‐フリードリッヒ・ショイフレ氏
 ブランドに限らず、さまざまな機関、学校やレストラン、ホテルなどにおいても一緒で、人々、お客様の興味を維持し続けるためには、そこにしかない、替えの利かないサービスや完璧なクオリティをずっと提供し続けることしかないと考えています。常に新しいお客様を引きつける、若さのようなものを必ず商品に入れて出し続けていくことがとても大事なのです。どんどんお客様の世代や時代も移り変わっていくわけですが、必ずしも皆が同じものに興味があるわけではありません。好みや品質などについてコミュニケーションやバランスを取りながら飽きられないように、でも既存のお客様も大事にしながら常に完璧なもの、ほかのブランドが出せないものを出し続けていくということは、難しいことではありますが常に愛されるためには必要なことだと思うのです。

 今回、日本へのフライトのなかで見た映画はとてもいい例でした。その映画はチューリッヒのレストランが舞台で、歴史があり、今も人気の伝統あるレストランの話でした。そのレストランは3世代で通うお客様も多いような、世代を超えて愛されるお店なんですね。その店が提供しているものは料理もそうですが、変わらないよさ、そこでしか味わえない体験を得るためにお客様は通っているようでした。微調整はしているのですが、メニューは創業からずっと変わらず、とても質の高いものをお店の個性として提供しているというところが人気の理由なのでしょう。

トレンドサイクルというものはどの業界にもあり、口コミ第1位のパネライスーパーコピー 代引きブランドとしてもある程度取り入れることはもちろん大事ですが、それにとらわれすぎてしまうと、ブランドとしてのユニークさや個性は失われてしまいます。お客様が私たちに求めているもののなかには、クラフトマンシップやクオリティの高さであったり、そのレストランと同じように変わらないよさもあると思います。そうしたところはこれからも大切にしたいですね。


今回が初来日となったカール-フリッツ・ショイフレ氏。彼にはインタビューの最後にこんな質問をぶつけてみた。

“アルパイン イーグルの新作に関して、お父さんと意見交換はしている?” すると彼はこう答えた。

「もちろん! 父にはうるさいと思われているかもしれないですが(笑)。毎週のように新作の話をしていますよ。私が時計に興味を持ち始めたのは年齢的に少し遅かったですが、いったん好きになるとのめり込むタイプで、今はヴィンテージウォッチが特に好きですね。父もそれをよく知っていて、私がどんなアイデアを持っていて、どんな時計をつくりたいと思っているかを理解した上で、日々ディスカッションをしています」

 3世代が紡ぐストーリーとして始まったアルパン イーグルの開発。そのストーリーは今も広がりを見せながら、現在進行形で続いているようだ。

近年のロレックス新作のなかでも特に話題をさらったモデルをふたつ揃えて紹介しよう。

ロレックス、チューダーの新作リリース取材の準備を進めていた。そのとき誰かがロレックスの公式サイトをチェックし、すぐにデイトナのページへ飛んだ。そして驚くべきことに、ホワイトゴールド(WG)仕様の“ル・マン” デイトナ Ref.126529LNが消えているのを発見したのだ。ベンはすぐさま携帯を取り出し、これまで築いてきた人脈のなかからとある携帯番号にメッセージを送った。そして戻ってきた返事は次のとおりだ。「あなたが所有している仕様のデイトナは生産終了になりました」。さらに「それ以上におもしろいモデルが登場します」という情報も聞かされた。それから数カ月が経ち、ついにその“おもしろいモデル”が何なのか判明した。それがイエローゴールド(YG)仕様のデイトナ “ル・マン” Ref.126528LNである。幸いなことに、両モデルを同じ場所に集めて写真に収めるのにはほんの9カ月ほどしかかからなかった(皮肉だ)。

Rolex "Le Mans" Daytona 126528LN and 126529LN
ロレックス デイトナ ル・マン Ref.126529LNを1週間徹底レビュー

デイトナ ル・マンのオリジナル仕様について、オーナーの視点からベン・クライマーが深く考察している記事は必読だ。

WG仕様のデイトナ “ル・マン” Ref.126529LNはロレックスの歴史のなかでも屈指の話題作となったが、その寿命は1年にも満たなかった。昨今のロレックスとしては異例の短期間で姿を消したモデルだ。そして次に話題を集めたのは、その短命の話題作と基本的には同じだが似て非なるもの(YG製のル・マン)であった。両モデルはシルバーのインダイヤルに特徴的な“ロリポップ”型のマーカー、セラミック製ベゼルの赤い“100”表記、シースルーケースバックなど、共通のデザイン要素を備えている。しかしYGモデルはWG版とは異なり、公式サイトに掲載されることもなくカタログ外でのリリースとなった。そしてロレックスは、このモデルのHands-On取材を許可する気はまったくなかったようだ。どれほど丁重にお願いを重ねても、この9カ月間一度も実現しなかった。

Rolex Le Mans Daytona Yellow Gold 126528LN
カタログ非掲載モデル、ロレックス デイトナ “ル・マン”のYG仕様ことRef.126528LN。

正直なところ、最信頼性の日本ロレックススーパーコピー代引き専門店!WG仕様の“ル・マン”をオーナー視点でレビューしたベンのA Week on the Wristに私から付け加えるべき新たな情報はほとんどない。この時計のスペックを見てみると、直径40mm、厚さ12mmで、2023年に登場したデイトナの新型ムーブメントCal.4132を搭載している。しかしYG仕様には特別な魅力がある。私がWG仕様の“ル・マン”で気に入っている点、すなわち控えめな佇まいと、ステンレススティール(SS)に見紛う外観はこのYG仕様ではすべて覆される。こちらはより大胆で、派手で、圧倒的な存在感を放つモデルだ。

Jack Road Daytonas
親しい友人なら、こんな低品質な携帯写真を撮らせることはないはずだ。本当に申し訳ない。でも少なくとも、隣り合わせの2本の“ル・マン”を初めて目にした瞬間の記憶をこうして証拠として残せたのだから、それだけで十分だと思う。

これはあくまで個人的な印象だが、新作のRef.126528LNのYG仕様は先代のモデルよりも流通しているように感じる。初めてこの時計を目にしたのは、2024年9月に東京・中野のジャックロードというショップでWG仕様の“ル・マン”と並んでラップに包まれた状態で展示されていたときだった。そのときの価格は5500万円ほどで、約36万ドルに相当する(ちなみにWG仕様の価格は3280万円、約21万ドルだった)。この価格はかつての“レインボー”デイトナ(多くの人にとって憧れのカタログ外モデル)とほぼ同じ水準である。その後、UBSのハウス・オブ・クラフトイベントで別の個体を目にし、さらに10月にはシンガポールで開催されたIAMWATCHでも見かけた。そして最終的に、このYG仕様の“ル・マン”が友人のひとりに納品されたことを知った。ちなみに、その友人のまた別の友人も最近このモデルを入手したと聞いている。

Rolex "Le Mans" Daytona 126529LN
SNS上でどれだけの個体を見たかや、あるいは二次流通市場で現在約30万ドル(日本円で約4700万円)の値がついていることはさておき、この時計は依然として極めて希少な存在だ。ある国際的な販売業者によると、同社が顧客のために確保できたのはわずか6本未満だという。実際に何本製造されたのか、正確な数字を知る者はおそらくいないだろう(それがロレックスの流儀だ)。だが少なくとも、多くはないことは確かだ。私がこれまで見た現代のロレックスのなかでこれよりも希少だと思えたのは、ルビー・デイトナだけだった。

Rolex Le Mans Daytona Yellow Gold 126528LN
Rolex "Le Mans" Daytona 126528LN
この画像はここ数週間、私のスマートフォンの壁紙に設定されている。

ロレックスがこの時計に下したいくつかの決定について、これを48時間身につけ、あたかも自分が世界でもっともホットな時計を手にできるVIPであるかのように振る舞っているあいだに、気がついたことがいくつかあった。そのひとつ目(これは多くの人が異論を唱えるだろうが)はシルバーのインダイヤルだ。ケースカラーに合わせてインダイヤルをゴールドにするのが、選択肢としては当然だったはずだ(例えば、私の個人的なトップ3に入る“ジョン・プレイヤー・スペシャル” Ref.6241のように)。だが私は、そうしなくて正解だったと思う。その理由は正直わからないが、HODINKEEのオフィスにいる全員が口を揃えて“シルバーのインダイヤルのほうが“しっくりくる”と言ったのだから。

Rolex "Le Mans" Daytona 126528LN
Rolex "Le Mans" Daytona 126528LN
サファイア風防にレーザーでエッチングされた王冠マークは、私が撮影したほかのどのロレックスよりも際立って見える。

オリジナルのWG仕様のロレックス デイトナ “ル・マン” Ref.126529LNと、YG仕様の後継モデルとの違いは少ない(もちろんケース素材とそれに合わせたアクセントを除けばだ)。その違いのひとつは非常に微妙で、気づいたことを自慢できないほどのものだ。代わりに才能あるデザイナー、マット・トンプソン(Matt Thompson)が「ベゼルの赤い“100”の表記が少し違って見える」と指摘してくれた。この“100”はル・マン24時間レースの100周年を記念してオリジナルのモデルで着色されていたものだが、確かに彼の指摘は正しかった。

Le Mans Daytona
ロレックス デイトナ “ル・マン” Ref.126529LN。

Le Mans Daytona
ロレックス デイトナ “ル・マン” Ref.126528LN。

もちろん、撮影に使用したストロボの光には多少のばらつきがある可能性がある。それでも同じカラーバランス、照明設定、その他すべての条件を揃えた状況で比較してみると、上の写真に写っているWG仕様の“ル・マン”の赤色は、RGB(レッド、グリーン、ブルー)のすべてのチャンネルにおいて若干弱めに見える。一方でYG仕様ではこれらのチャンネルがすべて強めに出ている。念のため色マニア向けに16進コードを紹介しておくと、WGは#e43d45、YGは#f9494bだ。これを色の違いを測定する指標であるデルタE値(ΔEは色の測定と比較に使われる指標)で比較すると、その差は5.28になる。ちなみに、純白と純黒のΔE値が100であることを考えると、この差はおよそ5%に相当する。

Le Mans Daytona colors
これは何だ、ロスコか? いや、左がロレックス デイトナ “ル・マン” Ref.126528LN(WG仕様)、右がRef.126529LN(YG仕様)の色の違いだ。

なぜだろうか? 私の推測では、おそらく同じ色の塗料を使用している。しかし両モデルのセラミックベゼルは、それぞれのカラーに合わせたゴールドのベゼルの上にセラミックが重ねられている。そして“100”の部分にはセラミック製の赤色がインレイされているが、その赤色層が非常に薄いため、下地の素材の影響を受けて色味が変化している可能性があると、少なくとも私はそう考えている。オフィスの何人かは、YG仕様のダイヤルの赤色も若干濃いのではないかと指摘していた。しかしそれについて定量的な証明はできなかった。

Rolex "Le Mans" Daytona 126528LN
この時計には、ほかにも楽しむべきポイントがたくさんある。私は長いあいだ、この時計を真剣に撮影する機会を得ようと努力してきた。そしてようやく、その写真を皆さんに共有できるときが来たのだ。今回は長々と5万400ドル(日本円で約800万円)の腕時計の価値を語るつもりはない。むしろ、スマートフォンの壁紙に最適な画像を紹介しよう(そのあたりのことは私に任せてほしい)。

最終的な感想は? 何人かの読者は、実際にこれらの時計のうち1本、あるいは両方を目にする幸運に恵まれたことだろう。実際、Instagramのユーザーから「最近日本で両方試してみた」と聞かされたほどだ。もしあなたにこの2本のうちどちらか1本を手にするチャンスが訪れたとして、仮に選択の余地がないとしても、手に入る時計は間違いなく“傑作”だろう。だが個人の意見としては、もし選べるならWG仕様を選びたい。私はYG製のスポーツウォッチを身につけるタイプではないからだ。とはいえ本当に見てみたいのは、以下に掲載するデザインのSS版だ。赤いベゼルの表記もロリポップマーカーも必要ない。ただ、かつてのRef.6240のようなケース、ベゼル、プッシャー、そして最も重要なインダイヤルのデザインに回帰したモデルが欲しい。それが叶うなら、2本テイクアウトしたいくらいだ。

いつもならここで、“詳しくはこちら”とロレックスの公式ウェブサイトへのリンクで締め括るところだ。しかしこの時計は、ロレックスの公式ウェブサイトには存在しない。

まだ注目されていない独立系時計師や日本未上陸ブランド、

時計愛好家にとって、注目のブランドやモデルを追いかけるのも楽しいものですが、あまり知られていないなかにも個性的で魅力的な時計が潜んでいます。編集部では日々、多種多様な時計に触れるなかで、埋もれてしまいがちなものや、これから注目を集める可能性を秘めたモデルを見つけることがあります。今回の記事では、まだ広く知られていないものや注目されていないものの、デザイン、技術、ストーリー性の面で特にエディターたちの印象に残った5本をご紹介します。

ローガン・クアン・ラオ(饶宽) ウーウェイ
BY MASAHARU WADA

2024年は、日本をテーマにした「刻(TOKI)」オークションで刻(TOKI)オークションでHODINKEE Japanがメディアパートナーを務めたこともあり、僕にとって日本の独立時計師たちにフォーカスする特別な一年となりました。僕は実際にオークションが開催された香港を訪れ、現地のコレクターや時計ディーラーたちと交流を深めたことで中国発の独立時計師や独立系ブランドについて、より知ることができました。中国にはアトリエ・ウェンや秦 干(Qin Gan)といったブランドがあることはすでに知っていましたが、個人的に以前から興味を惹かれていたのが、独立時計師ローガン・クアン・ラオ(Logan Kwan Lao)です。

中国南部の広州を拠点とするラオ氏は、独学で時計製作を習得した人物です。中国の時計師フォーラムで学び始め、ヴィンテージウォッチの収集するなかで自ら時計を作る挑戦へと踏み出したのだそう。「浅岡肇さんとは数回、直接お会いする機会がありました。彼は本当に親切で、インターネット上でさまざまな情報を惜しみなく共有してくださいます。浅岡さんのFacebookやXの投稿を通じて、多くのことを学びました」とも話しています。ラオ氏は、一部の部品をのぞいて、基本的にムーブメント、文字盤、針、ケースなど、時計のほぼすべての部品を一から作っています。

最信頼性の日本スーパーコピー時計代引き専門店!ラオ氏がアイスバーグ(氷山)と呼ぶムーブメント。潤滑剤を必要とせず、自己始動が可能で、均等なインパルスとロッキングを実現する特許取得済みのイコールプッシュ脱進機を搭載。

そんなラオ氏の最新作であるウーウェイ(WU WEI)をあるコレクターの好意で実際に手に取る機会がありました。この時計は、一見するとシンプルですが、細部に至るまで興味深いディテールが詰まっています。特に、裏返したときにその真価が現れます。

ムーブメントは、ラオ氏がアイスバーグと呼ぶもので、その名の通りケースバック上で氷山のように浮かび上がるデザインが特徴的です。このムーブメントには、特許取得済みのイコールプッシュ脱進機が搭載されており、潤滑剤を必要とせず、自己始動が可能で、均等なインパルスとロッキングを実現しています。

製造本数は年にわずか10本程度と非常に限られており、その希少性から実物を見る機会は滅多にありません。しかし、ラオ氏のような時計師がメイド・イン・チャイナのイメージを刷新する存在として登場していることは、今後の中国独立時計業界の可能性を示しているのではないでしょうか。

詳細は、ローガン・クアン・ラオの公式Instagramアカウントへ。

クリスチャン・ラス 30CP
BY KYOSUKE SATO

クリスチャン・ラスの代表作のひとつ、 CP30

特定のブランドやモデルというよりも全般的になるが、デンマークに出自を持つブランドが個人的に気になっている。多くの人にとってはあまりなじみがないかもしれないが、現行であればウルバン ヤーゲンセン、ヴィンテージであればエケグレン(Ekegren)など、実は個性豊かで魅力的なブランドが少なくない。今、おすすめするとしたら時計師クリスチャン・ラス氏の時計だ。数年前にHODINKEEでも取り上げているが、セーレン・アンデルセン、ヴィアネイ・ハルター氏、そしてフィリップ・デュフォー氏など希代の時計師たちのもとで腕を磨き、そしてパテック フィリップ・ミュージアムのマスターウォッチメーカーを経て独立。2020年に自身初の作品となるCP30を発表した(クリスチャン・ラス氏と時計の詳細はこちらの記事を読んで欲しい)。

発芽した葉からインスピレーションを得たというテンプ受けのデザインがユニーク。

なぜこの時計に注目しているのか? 彼自身も語っていたが、クラシックな天文台クロノメーターをほうふつとさせる時計であるところだ。筆者は以前からロービートで大きなテンプを持ち、ていねいに調整された古典的なクロノメーターウォッチが大好きだ。オメガのCal.30 T2 RG(262)、ゼニスのCal.135、ロンジンの天文台クロノメーター Cal.360などは昔からずっと憧れの時計であるが、ヴィンテージを普段使いするのは自身のライフスタイル的にはかなり難しい。古典的なクロノメーターウォッチへのオマージュが感じられる現代の時計は筆者自身が好きということもあるが、高品質であることの一種の指針になるため、ぜひともおすすめである。クリスチャン・ラス以外にもパスカル・コヨン氏の時計も気になっているが、こちらはまだ実際に見たことがあるわけではないため、近いうちにぜひとも実機を目にしてみたいと思っている。

ルイ・エラール レギュレーター ルイ・エラール × ヴィアネイ・ハルターⅡ
BY YU SEKIGUCHI

ルイ・エラール自体は1929年創業と、スイスでも老舗の時計メーカーだ。高品質かつアフォーダブルな機械式時計にこだわり、日本でも大沢商会によって長年展開されている。近年はその価格を維持するための大量生産と、年々高価格化するスイス時計のトレンドが災いしその勢いを無くしていた。時計趣味を始めて長い方には懐かしいブランド名かもしれないが、始めて知る方も多いだろうと思い今回名前を挙げてみた。

実はここ4年ほど、マニュエル・エムシュCEOの指揮のもとで方針に大きな変更があり、より少量の生産かつ特別なコラボレーションモデルをアイコンとしたブランドへと生まれ変わっている。アラン・シルベスタインやステファン・クドケ、セドリック・ジョナーらファンにはたまらない時計師たちと次々に取り組みを実現するのは、マニュエル氏の手腕に他ならない。彼は、20年以上前にハリー・ウィンストン、ジャケ・ドローでそのキャリアをスタートさせたのち、自身でロマン・ジェローム(RJとも呼ばれていた)を設立。独創的な時計づくりとクリエイティビティあふれるコラボレーションを特徴としていた。

109万4500円(税込)。ヴィアネイ氏のデザインエッセンスがこのプライスで味わえるのは、またとない機会かもしれない。

ヴィアネイ・ハルター氏と語る、マニュエル・エムシュCEO。実は近年のコラボーレーションウォッチの先駆けだ。

コラボレーションというのは考える以上に三方よしの形にまとめることが難しい。それを独自色の強い独立時計師と実現してみせるのは奇跡に近い。が、このレギュレーター ルイ・エラール × ヴィアネイ・ハルターⅡは、スチームパンクの世界観にインスパイアされたリューズや針、ベゼル上のリベットなど、ヴィアネイ・ハルターを感じるディテールを確かに宿しつつ、ケースデザインやレギュレーター機構を軸にあくまでルイ・エラールであり続けている(価格も十分に彼らのゾーンに収まっている)。

僕はRJ時代からマニュエルと親交があり、彼のつくる時計が大好きだ。今でもタイタニック DNA スチームパンクを所有しているし、他に替えられない魅力を宿すという意味で、彼は一流の時計プロデューサーだ。CEOによって時計ブランドが様変わりする例は多くあるが、ルイ・エラールは今、その好例の一番手に挙げられるだろう。心が踊るようなマニュエルの時計に、ぜひ注目して欲しい。

セイコー アシエ(と、20世紀終盤のユニークなセイコー)
BY YUSUKE MUTAGAMI

まだあまり注目されていないがおすすめしたいというテーマを聞いた時に、ふと頭に浮かんだのがこの時計だった。クレドール ロコモティブの復刻を聞き、オリジナルモデルについてリサーチをかけていたときに発見したブランドで、セイコー アシエという。1979年に約1年間だけ販売され、当時のクレドール(CRET D'OR)ブランドとともに現在のクレドール(CREDOR)へと再編されたという話があるが……、公式サイトからもその存在自体が削除されており定かではない。貴金属を素材とする高級腕時計を目指した同時期のクレドールに対して“ステンレス”を素材とした高級腕時計として誕生したこともあってか、アシエのデザインはクレドールの華やかさに対して控えめで、慎ましい。ケースの造形も直線が多用されていて、シャープさが際立つ。しかしステンレス製とはいえ高級時計を謳うだけはあり、ケースの造形は高級感があり堅牢、写真のモデルではメッシュブレスもほぼ遊びがなく、密に編み込まれている。以前、何も言わずにマーク・チョー氏に手渡した際には、その重厚さからプラチナかと確認が入ったりもした。

そして何よりの推しポイントは、(すべてのコレクションがそうとは断言できないが)同時期のクレドール同様にジェラルド・ジェンタデザインの時計であるということだ。まだその目で確認できていないが、裏蓋の内側には“Gerald Genta Swiss”の刻印が入っているという情報も得ている。残念ながらロコモティブは手に入れられなかった僕にとって、この時計が唯一のジェンタウォッチとなっている。

裏蓋下部にある、“CASING IN SWITZERLAND”の刻印が見えるだろうか?

今回はアシエを例に挙げて話をしたが、1970年代から1990年代のセイコーにはまだまだ注目されていないユニークなモデルが数多くあると思っている。今年未来技術遺産に登録された1978年のセイコー クオーツ シャリオもそのひとつだし、90年代のセイコーSUSにもとんでもない数のバリエーションがある。先日SUSでブレスレット一体型のパーペチュアルカレンダーモデルを見つけたが、IWC インヂュニアのような雰囲気もあって即落札した。また、ちょっとポップなところとしては90年代のアルバも面白い。この時期は定期的にディズニーコラボも行っていたが、(手放してしまったが)そのなかにはレベルソのようにケースが反転するレクタンギュラーモデルもあったりした。それぞれの値段も手ごろながらとにかく混沌としていて、この時期のセイコーは探しているだけで楽しくなる。

ただ、このアシエの電池交換のために街の時計店を訪れた際、古いセイコーを保有するにあたっての注意喚起を受けた。セイコーは生産終了後の部品保有期間を通常7年、高級ラインで10年と定めている。海外での人気の高まりもあり、この時期のセイコーの修理依頼も増えたらしいが、場合によっては対応そのものが難しいという。そのことを十分理解し、付き合っていければと思う。

アウェイク ソンマイ
BY YUKI MATSUMOTO

最近のマイクロブランド業界では、エナメル、ストーン、漆といった天然素材を使ったダイヤルが注目を集めている。その人気ゆえに市場はやや飽和状態に感じられるものの、まだまだ知られていない天然素材を使った手ごろなモデルも存在する(最近HODINKEEで取り上げたデニソン、バルチックなどがいい例だ)。そして私もその動向に注目しているひとりだ。私の時計収集のモットーは“機能はシンプルに、デザインは派手に”なので、3針かつ質感のあるカラーダイヤルを見かけると、ついついスペックページを開いてしまう。

口コミ第1位のオーデマピゲスーパーコピー代引き専門店そんななか見つけたのがAWAKE(アウェイク)だ。彼らが手がけるSơn Mài(ソンマイ)コレクションは、ソンマイ(天然漆)技法と純銀箔を組み合わせた、時計製造では前例のないアプローチが特徴だ。

ソンマイとは、ベトナムの伝統的なサンドラッカー技法のひとつ。何層にも天然ラッカーを重ね、ていねいに磨き上げることで鏡面のような光沢を生み出す技法であり、ベトナム文化を象徴する芸術でもある。さらにそこから純銀箔のギルディングを組み合わせることで、深みのある表情を生みだしている。これらはすべて10〜15時間以上をかけて手作業で製作。なおケース径は39mmで、内部には約70時間のパワーリザーブを誇るラ・ジュー・ペレ社製自動巻きCal.G101を搭載している。

ソンマイダイヤルも美しいのだが、夜光の技法も個人的には好きなポイントだ。AWAKEの夜光デザインは、谷崎潤一郎の『陰翳礼讃(いんえいらいさん)』という著書の一部、“光と影の対比”から着想を得ている。同著では、美しさは物との繊細な関係性や、その神秘性を保つ光の戯れに宿るとされている。ソンマイモデルでは、針やインデックスのトップに夜光を塗る従来の構造ではなく、ダイヤルの奥行きを際立たせるよう、薄く精密に加工されたスーパールミノバ BGW9をベースに、ファセット加工とポリッシュ仕上げを施したスティール製のパーツを取り付けているのだ。

1950ユーロ(日本円で約32万円)という価格も、これだけの技術と美しさを詰め込んだものとしてはお手ごろといえるだろう。AWAKEは天然素材ダイヤルが注目を集める昨今のマイクロブランド業界のトレンドをうまく捉えており、これから注目を集める可能性を大いに秘めている。今後の展開に期待したい。

H.モーザーを傘下に持つ メルブ リュクス(MELB LUXE) がアジェノー(AGENHOR)とのパートナーシップを強化

アジェノー社(Agenhor SA(Atelier GENevois d’HORlogerie))と、メルブ リュクス(MELB Luxe)グループ(H.モーザー、オートランス、プレシジョン・エンジニアリング社が所属)は、メルブ リュクスがジュネーブの有名な時計工房であるアジェノー社に出資することで両社のパートナーシップをさらに強化することを発表しました。今回の少数株の取得は家族経営会社のメルブ リュクスによる統合の一環です。

●(左から)メルブ リュクスのオーナー兼H.モーザーCEOのエドゥアルド・メイラン、アジェノー社のニコラス、ローレン・ヴィーダーレヒト兄弟

H.モーザーとオートランス は、オーデマ・ピゲ コピー系列会社のプレシジョン・エンジニアリング社が供給する調速機構用の部品を含め、ムーブメントの設計、開発、製造までを行う自社一貫製造体制を敷いています。アジェノー社の専門家の技術や知識が必要な場合は、プロジェクトごとに臨機応変に利用することができ、透明性も完全に保証されます。この提携は、互いに尊敬し合う企業間の協業を促進したいという共通の願いの表れでもあります。
メルブ リュクスのオーナーおよび H.モーザーのCEOであるエドゥアルド・メイランは、アジェノー社の取締役会に名を連ねるとともに、自身の起業家としてのビジョンと高級時計に関する深い知識を提供します。

●H Moser&Cie. 6902 1201 Streamliner FlybackChronograph

絆の深化
アジェノー社とメルブ リュクスは、哲学と価値観を同じくし、強固な歴史と確かな基盤を持つ組織です。両社は、規模は違っても、発展と成長の段階にあり、さらに前進したいという意欲は全く衰えていません。またどちらも独立系の家族経営会社で、経営が若い次の世代に移ることで新しい風が吹き込まれつつあります。したがって、これまで築き上げてきた絆をいっそう深化させたいとの思いが生じるのはごく自然なことでした。
ニコラス&ローラン・ヴィーダーレヒト(Nicolas and Laurent Wiederrecht)兄弟が、アジェノー社を共同所有者しており、ニコラスの言葉は注目に値します。

「H.モーザーの活気はもの凄い。H.モーザーとアジェノー社はすでに何年も刺激的な協業を重ね、その間にさまざまな開発を成し遂げたことで、両社の提携、そしてそれぞれのブランドを補い合える関係性は互いの創造性を高めるものであると確信しました。アジェノー社の独立性は保証され、今後も機密を厳守しつつ、既存の顧客および見込み顧客に変わらぬ手厚いサービスを提供します。この戦略的提携によって安定性はよりいっそう確かなものとなります。」

一方、H.モーザーCEO、エドゥアルド・メイランは次のように喜びを語っています。

「今回の株式取得は H.モーザーとオートランスに新たな活動をもたらすものです。大半の権限はヴィーダーレヒト一族の手に残り、アジェノー社は自由に開発を行い、必要に応じていつでもメイラン一族のサポートを受けることができます。私たちが提供するのは財務面の安定性であり、プレシジョン・エンジニアリング社の調速機構です。モジュールやムーブメントの戦略的な供給も保証されます。まさに、関わる者すべてにとってWin-Win の関係です。」

数の強み
大手グループ企業によって全体のルールが決まるような非常に競争の激しい業界において、メルブ リュクスを通してアジェノー社とH.モーザーがパートナーシップを締結することは、戦略的に非常に重要な動きです。両社が共により強く、さらなる創造性を発揮できる革新的で安定した組織となります。互いの協力の下、2つのブランドがその開発に強い関心を寄せるアジェノー社のムーブメントを手始めとして、幅広い活発な開発プロジェクトが展開される予定です。また、メルブ リュクスグループがフランス語圏に支社を持てたことも今回の株式取得のもう一つの大きなメリットです。

[メルブ リュクス(MELB LUXE)]
メルブ リュクスは、伝説的なジュウ渓谷を拠点とする家族経営の独立系グループです。時計製造に関するノウハウと専門性技術を広めることを目的とし、H.モーザー、オートランス、プレシジョン・エンジニアリング社の株式を所有しています。

パネライの新しい複雑時計が伝説のラジオミール コレクションに

Watches&Wandres新作「ラジオミール アニュアルカレンダー」~パネライの新しい複雑時計が伝説のラジオミール コレクションに

すべてが始まった原点
パネライ家の遺産は、1世紀以上に渡ってイタリア海軍のために製造してきた精密機器と密接に関係があります。イタリア海軍の依頼に応えて高精度の計器を供給するために、グイド・パネライが1916年に特許を取得したラジオミール(暗闇での視認性を高めるために発光するラジウムベースの物質)がすべての始まりでした。

アーカイブの証書は、ラジオミールのプロトタイプが1935年に発表されたことを示しています。何年もの間、文字盤のサンドイッチ構造は徐々に調整され、現在は重ね合わせた2枚のプレートのみとなりました。その他の改良点としては、リュウズプロテクターデバイス、そして新しい発光物質のルミノールです。パネライ時計スーパーコピー n級品軍用に厳密に製造された時計を、軍は1970年代初頭まで使用し、その設計は軍事機密として保護されてきました。

オフィチーネ パネライは1992年に商用時計市場に参入し、3つのコレクション、44mmサイズのルミノールとルミノール マリーナ、42mmサイズのマーレノストゥルム クロノグラフを発表しました。各コレクションから10本のリファレンスが限定品としてラインナップされ、1993年9月10日にラ・スペツィア軍港で披露されました。この式典には、サー アイモーネ・ディ・サヴォイアの子息であり、当時のイタリア海軍潜水部隊の最高責任者、第5代アオスタ公アメデーオが出席しました。

ヴァンドーム グループ(現在のリシュモン グループ)がパネライを買収した1997年に公開されたのはラジオミールだけでした。PAM21というモデルのプラチナケースバージョンが、初のヴァンドーム スペシャル エディションとして60本限定で発表されたのです。

この買収により、パネライの歴史は現代へと発展しました。サン・ジョヴァンニ広場の歴史あるブティックを再開し、ヌーシャテルにパネライ マニュファクチュールを建設し、スイスの高級時計製造と革新的な技術がイタリアの魂に融合しました。100年以上もの間、様々な用途でパフォーマンスを発揮するために開発された革新的な機器は、進化する技術的ニーズ、パネライの研究による未来へのプロジェクト、戦略的パートナーシップ、サステナビリティに対応し、そして現代のヒーローに力を与えます。

これらのイニシアチブには、プレコンシューマーから得られるリサイクルスティール(最大95%)から構成される次世代金属であるeスティール™が含まれます。このリサイクルスティールは、スイスの時計製造産業を含む様々な業界から得られるもので、ヴァージンスティールを使用した場合と比較して、二酸化炭素の排出量を大幅に削減することが可能です。さらにIOC-UNESCOとのパートナーシップによって、より多くの持続可能で公平な社会の実現を目指します。


画期的なパネライ初のアニュアル カレンダー機構
秒、分、時間、日付、曜日、そして1年の各月という複雑な時を告げます。この貴重で新しいパネライ自社製ムーブメントは、ラジオミール コレクションのために特別に開発されました。

アニュアルカレンダーは洗練された複雑機構であることで知られていますが、ここでもパネライらしいスタイルで、常に即座にはっきりと表示を読み取れるようにムーブメントを開発しました。実際に、ダイヤルは必要な情報を完全で明確に表示できます。デイトウィンドウは3時位置に配され、2つのダイヤル開口部から曜日と日付が表示されます。ムーブメント内のカムによって外側のディスクが月に一度回転することにより、3 時位置の固定矢印で現在の月が指し示されます。

また、30日の月と31日の月の変更は、機構によりそれぞれ自動で行われます。調整は年に一度のみ、2月末に行う必要があります。いったん月と日を設定した後は、その視認性と機能性に注目するだけです。ケースの左側にあるコレクターをクリックするだけで日付を変更できます。

ラジオミール アニュアルカレンダーは自動巻きP.9010/ACキャリバーを搭載しています。このムーブメントには、コンプリケーションの製作におけるパネライのDNA、つまりイタリアンスタイルと才能にスイスの時計製造の専門知識を融合させた魅力が反映されています。

サファイア クリスタルのオープンケースバックからは、魅力的な複雑機構を鑑賞できます。メゾンを象徴するサンドイッチ ダイヤルには、コンプリケーションの名前であるCalendario Annualeと各月の名がイタリア語で記されています。

象徴的なラジオミールのデザインディテールが、クッション型の45㎜ケース、円錐型のリュウズにフィーチャーされています。スーパールミノバ®で満たされたサンドイッチダイヤルは、サンブラッシュ加工とグラデーションカラーで仕上げられ、この時計が特別なモデルであることを表しています。

技術革新を追求するパネライの精神が、この新しいムーブメントと独自素材からつくられたケースを組み合わせています。PAM01363は45㎜のパネライ ゴールドテック™ケースに、中央の明るい色からエッジの暗いグラデーションへと移行するサンブラッシュ仕上げのブルー シェード ダイヤルと、手染めブルーのマットアリゲーター ストラップがセットされています。パネライ ゴールドテック™は、パネライ独自のフォーミュラでプラチナと銅を金に配合し、強烈な赤のニュアンスをゴールドにもたらしています。

このアニュアルカレンダーは、それが体現する遺産と同じくらい注目に値する複雑時計であり、細部にまでこだわり、時計の美学と信頼性に喜びを求める、審美眼の高い時計愛好家を魅了します。そしてパネライは、そのイタリアのルーツを再確認するエクスペリエンス エディション、PAM01432を発表します。時計を購入することで、オーナーは想像を超えるイベント、メゾンの価値観に浸るエクスペリエンスに参加できるようになります。エクスペリエンス エディションは、45㎜のプラチナテック™ケース、サンブラッシュ仕上げのバーガンディ シェード ダイヤル、手染めのブラック マットアリゲーター ストラップが特徴です。この時計のオーナーは全員、イタリアの首都、永遠の都ローマへの特別な旅へ招待されます。イタリアの職人技、文化、史跡のツアーを組み合わせたイベントを通じて、オーナーはブランドの世界にダイブします。

2つのリファレンスはどちらも、調節可能で時計の落下を防ぐ安全性の高いパネライBDRバックル(観音開きのバックル)を備えており、PAM01363にはゴールドテック™製、PAM01432にはホワイトゴールド製が、ケースにマッチするエレガントなアクセサリーになっています。ラジオミール アニュアルカレンダー コレクションはブティック限定発売です。

========================================
Watch &Wonders 2023で拝見することができた実機写真をお送りします。


ブルー文字盤とゴールドテックケースの組み合わせ。
月を外周に配置し、溶け込ませることで針を増やさず複雑性を感じさせないデザイン。


ダイヤルのグラデーションの様子が伝わりますでしょうか?


レッド文字盤とプラチナテックケースのモデル。


プラチナの輝きと、レッドのグラデーション…


ムーブメントはP.9000系にアニュアルカレンダーを追加したP.9010/AC。


大迫力!


[仕様]
Radiomir Annual calendar
PAM01363

Movement:自動巻きメカニカル、P.9010/ACキャリバー、
・16リーニュ
・厚さ7.90mm
・40石
・振動数28,800回/時
・インカブロック™耐震装置
・2バレル
・ 構成部品316個

[Functions]
時、分、秒、アニュアルカレンダー
Power Reserve:3日間

[Case]
径45㎜
ポリッシュ パネライ ゴールドテック™ケース
・ベゼル
・サファイアクリスタルシースルーケースバック
・コランダムサファイアクリスタル風防
Waterproof:10気圧(~100m)

[Dial]
サンブラッシュ仕上げのブルー、夜光アラビア数字とアワーマーカー、3時位置に日付と曜日、9時位置にスモールセコンド、エッジに月表示

[Strap]
ダークブルーアリゲーター、ポリッシュ パネライ ゴールドテック™製 BDRバックル


【仕様】
Radiomir Annual calendar
PAM01432

[Movement]
自動巻きメカニカル
・P.9010/ACキャリバー
・16リーニュ
・厚さ7.90mm
・40石
・振動数28,800回/時
・インカブロック™耐震装置
・2バレル
・構成部品316個

[Functions]
時、分、秒、アニュアルカレンダー
Power Reserve:3日間

[Case]
径45㎜
ポリッシュ パネライ プラチナテック™ケース
・ベゼル
・サファイアクリスタルシースルーケースバック
・コランダムサファイアクリスタル風防
Waterproof:10気圧(~100m)

[Dial]
サンブラッシュ仕上げのレッド、夜光アラビア数字とアワーマーカー、3時位置に日付と曜日、9時位置にスモールセコンド、エッジに月表示

[Strap]
ブラックアリゲーター、ポリッシュ ホワイトゴールド製BDRバックル

Officine Panerai is not the owner of the Super-LumiNova® and Incabloc® trademarks.

【お問合せ】
オフィチーネ パネライ時計コピー n級品
0120-18-7110


[パネライ]
1860年にフィレンツェで時計店、時計工房、時計技師学校として創業し、長年イタリア海軍、主に特殊潜水部隊に精密機器を納入してきた歴史をもちます。ルミノールやラジオミールを含むパネライが開発した製品は、イタリア海軍の軍事機密として長く門外不出とされてきました。リシュモングループの傘下に入り、国際市場にデビューしたのは1997年のことです。
今日ではヌーシャテルに自社工場を構え、ムーブメントの開発から製品製造まで一貫して行うマニュファクチュールブランドへと成長しました。イタリアのデザインとスイスの卓越した時計製造技術を融合させたパネライの時計は、世界中の正規代理店と直営ブティックにて取り扱っています。

パネライが贈るコンテンポラリー 「ラジオミール クアランタ ゴールドテック™ 」

パネライ家の遺産は、1世紀以上に渡ってイタリア海軍のために製造してきた精密機器と密接に関係があります。イタリア海軍の依頼に応えて高精度の計器を供給するために、グイド・パネライが1916年に特許を取得したラジオミール(暗闇での視認性を高めるために発光するラジウムベースの物質)がすべての始まりでした。

アーカイブの証書は、ラジオミールのプロトタイプが1935年に発表されたことを示しています。何年もの間、文字盤のサンドイッチ構造は徐々に調整され、現在は重ね合わせた2枚のプレートのみとなりました。その他の改良点としては、リュウズプロテクターデバイス、そして新しい発光物質のルミノールです。軍用に厳密に製造された時計を、軍は1970年代初頭まで使用し、その設計は軍事機密として保護されてきました。

オフィチーネ パネライスーパーコピーn級品は1992年に商用時計市場に参入し、3つのコレクション、44mmサイズのルミノールとルミノール マリーナ、42mmサイズのマーレノストゥルム クロノグラフを発表しました。各コレクションから10本のリファレンスが限定品としてラインナップされ、1993年9月10日にラ・スペツィア軍港で披露されました。この式典には、サー アイモーネ・ディ・サヴォイアの子息であり、当時のイタリア海軍潜水部隊の最高責任者、第5代アオスタ公アメデーオが出席しました。ヴァンドーム グループ(現在のリシュモン グループ)がパネライを買収した1997年に公開されたのはラジオミールだけでした。PAM21というモデルのプラチナケースバージョンが、初のヴァンドーム スペシャル エディションとして60本限定で発表されたのです。

この買収により、パネライの歴史は現代へと発展しました。サン・ジョヴァンニ広場の歴史あるブティックを再開し、ヌーシャテルにパネライ マニュファクチュールを建設し、スイスの高級時計製造と革新的な技術がイタリアの魂に融合しました。100年以上もの間、様々な用途でパフォーマンスを発揮するために開発された革新的な機器は、進化する技術的ニーズ、パネライの研究による未来へのプロジェクト、戦略的パートナーシップ、サステナビリティに対応し、そして現代のヒーローに力を与えます。

これらのイニシアチブには、プレコンシューマーから得られるリサイクルスティール(最大95%)から構成される次世代金属であるeスティール™が含まれます。このリサイクルスティールは、スイスの時計製造産業を含む様々な業界から得られるもので、ヴァージンスティールを使用した場合と比較して、二酸化炭素の排出量を大幅に削減することが可能です。さらにIOC-UNESCOとのパートナーシップによって、より多くの持続可能で公平な社会の実現を目指します。

パネライ ゴールドテック™で輝く、多才で控えめなシルエット
ラジオミールのポテンシャルを広げる現代的な解釈、ラジオミールの40㎜サイズがパネライ ゴールドテック™を纏い、ラジオミール クアランタ ゴールドテック™(PAM01026)としてジュネーブで開催されたWatches & Wonders 2023でデビューしました。

この新作は継続的で革新的な精度の追求と、独自のスピリットを表現しています。ポリッシュ仕上げのゴールドテック™ケースに、サンブラッシュ仕上げのホワイトダイヤルとマットブラウンのアリゲーターストラップを組み合わせました。パネライ ゴールドテック™は、パネライ独自のフォーミュラでプラチナと銅を配合した、強い赤のニュアンスを湛えたゴールド素材です。

ラジオミール クアランタは、すべてが始まった原点、伝説のイタリア海軍特殊潜水部隊へ捧げられたメゾン史上初の時計であり、1940年代のダイバーから現代の目の肥えた時計愛好家まで支持されている時計への忠実なオマージュであり、現代的な解釈です。無駄を削ぎ落しながらも調和の保たれたラジオミール クアランタのフォルムは、その起源に明確にリンクされた象徴的な要素を備え、魅力的です。メゾンのルーツである控えめなイタリアのエレガンスを表現するコレクションであり、その歴史、文化、卓越した技術、専門知識が出会う場所でもあります。

イタリア語で40を意味するクアランタは、コレクションの本質を定義する40mmのケースサイズを表します。約80年前に誕生したオリジナルのラジオミールは47mmサイズでしたが、これを現代的に適応させて、あらゆる性別やシーンに対応する多才なシルエットを提案したラジオミール クアランタ ゴールドテック™のケースは、厚さ10.15mmでパネライウォッチ史上最も薄い仕上がりです。そしてもちろん、円錐形のリュウズを備えています。ストラップはマットなアリゲーターを組み合わせることで、控えめで落ち着いた雰囲気と、現代のライフスタイルにマッチするリラックスラグジュアリーを演出します。

あらゆるディテールが時計の現代的な精神を具現化しています。アイコニックなクッション型ケース、サンブラッシュ仕上げのホワイト サンドイッチ ダイヤルには、インデックスと12と6のみのアラビア数字が特徴です。着用者の動きに合わせて光を反射し、暗闇ではベージュのスーパールミノバ®がグリーンに光ります。パネライ ゴールドテック™バックルがあしらわれたストラップは、別売りのパネライストラップと交換可能です。カジュアルルックのカーフやシャイニーアリゲーターなど、豊富なカラーと仕上げ、そして女性向けの明るい色合いのバリエーションも豊富にラインナップされています。ラジオミール クアランタ ゴールドテック™のオーナーは、幅広いセレクションから気分や服装に合うあらゆるスタイリングを楽しめます。

ムーブメントは厚さ4.2mmの自動巻きP.900キャリバーが搭載されています。日付表示と3日間のパワーリザーブの機能を組み合わせた、パネライでは最小のムーブメントです。防水機能は3気圧(水深約30メートル)ですが、まもなく5気圧まで利用可能になります。

========================================
Watch &Wonders 2023で拝見することができた実機写真をお送りします。

ゴールドとホワイト文字盤の定番の組み合わせも、パネライの世界観になります

ムーブメントはP.900、パワーリザーブは3日間です。

アニュアルカレンダーと…

【仕様】
Radiomir Quaranta Goldtech™
PAM01026

[Movement]
自動巻きメカニカル、パネライ自社製P.900、12½リーニュ、厚さ4.2mm、171部品、23石、振動数28,800回/時、インカブロック®耐震装置、1バレル

[Functions]
時、分、スモールセコンド、日付
Power Reserve: 3日間

[Case]
径40mm、ポリッシュ ゴールドテック™、ポリッシュ ゴールドテック™ベゼル、サファイアクリスタルシースルーケースバック、コランダムサファイアクリスタル
Waterproof: 5気圧(~50m)

[Dial]
サンブラッシュ仕上げのホワイト、夜光アラビア数字とバーインデックス、9時位置にスモールセコンド、3時位置に日付

[Strap]
ダークブラウンアリゲーター、ポリッシュ ゴールドテック™バックル

【お問合せ】
オフィチーネ パネライ
0120-18-7110

[パネライ]
1860年にフィレンツェで時計店、時計工房、時計技師学校として創業し、長年イタリア海軍、主に特殊潜水部隊に精密機器を納入してきた歴史をもちます。ルミノールやラジオミールを含むパネライが開発した製品は、イタリア海軍の軍事機密として長く門外不出とされてきました。リシュモングループの傘下に入り、国際市場にデビューしたのは1997年のことです。
今日ではヌーシャテルに自社工場を構え、ムーブメントの開発から製品製造まで一貫して行うマニュファクチュールブランドへと成長しました。イタリアのデザインとスイスの卓越した時計製造技術を融合させたパネライの時計は、世界中の正規代理店と直営ブティックにて取り扱っています。

「ヘルムレ」の天文時計が「第26回 三越ワールドウォッチフェア」に出展~極上の天文時計を体験

1922年に南ドイツで創業した世界最大級のクロックメーカー「ヘルムレ」。クラシックからモダンなモデルまで幅広いラインナップが特徴で、ワールドワイドに販売、日本での愛用者も多い老舗ブランドです。
日本橋三越本店にて開催される[第26回]三越ワールドウォッチフェアにて、ヘルムレのフラッグシップモデル天文時計シリーズの「テリリウム」 と「アストロラビウム」を出展いたします。この機会にぜひご来場いただき、ロレックス 時計 コピー 代金引換優良サイト天文時計の魅力を味わってはいかがでしょうか。

■TELLURIUM テリリウム
テリリウムは、モダンとクラシックを独特の未来的な形で組み合わせた天文時計です。
金属とガラスで組み合わされたケースに機械式ムーブメントを搭載し上部に天体機能を配置。全方向から美しいムーブメントとその動きを見ることが可能です。

クロック上部では、地球の周回軌道を太陽の周りに再現しています。地球は24時間に1回自転、月は29.5日で地球の周りを公転することにより、地球から見える異なる月の位相(月齢)を再現し、この動きを繰り返しながら、地球は1年をかけて円盤上を1周します。

■ASTROLABIUM アストロラビウム
アストロラビウムはテリリウムの天体の動きをクオーツムーブメントで再現したモデルです。
クロック上部では、地球の周回軌道を太陽の周りに再現しています。

地球は24時間に1回自転、月は29.5日で地球の周りを公転することにより、地球から見える異なる月の位相(月齢)を再現し、この動きを繰り返しながら、地球は1年をかけて円盤上を1周します。
ギフトアイテムやインテリアとして最適なモデルです。

【出展概要】
[第26回]三越ワールドウォッチフェア
2023年8月16日(水)~8月29日(火)
日本橋三越本店 本館6階 ウォッチギャラリー

【仕様】
テリリウム
Ref : 22823-740352
サイズ:高さ35×幅29×奥行29cm
材質:真鍮にメッキ(ニッケル) ガラス
機能:自社製手巻式ムーブメント(パワーリザーブ8日間)時間 分 スモールセコンド カレンダー(月・日付表示)天体機能 ウエストミンスターチャイム 時報 夜間鳴止め装置
ドイツ製
価格:1,980,000円(税込)

アストロラビウム
Ref:22836-072987(ゴールド) 22836-742987(シルバー)
サイズ:高さ28.5×幅21×奥行21cm
材質:台座(木枠)真鍮にメッキ(ゴールド/ニッケル) ガラス(手吹き)
機能:クオーツムーブメント 時間 分 カレンダー(月・日付表示)天体機能
ドイツ製

価格:
22836-072987(ゴールド) 495,000円(税込) 
22836-742987(シルバー) 550,000円(税込)
※9/15より価格改定

リシャールミル コピー n級ヘルムレ商品HP:
https://muraki-clock-gallery.com/brand/hermle/

【お問い合わせ】
​株式会社ムラキ 時計部 
TEL:03-3273-0321
株式会社ムラキでは、「ヘルムレ」の他、「キニンガー」、「ウルゴス」、「レペ」クロックを扱っております。

オリス「ダットワット リミテッド エディション II 」~

ダットワット リミテッド エディション II

オリスはワッデン海連邦事務局とのコラボレーションを継続して人気のアクイスを基本に、塩沼からインスパイアされた色のダイアルをセットしたリミテッドエディション。世界最大の干潟でユネスコ世界遺産の貴重なエコシステム、ワッデン海に因んだモデルを再び発表します。

海の呼び声
オリススーパーコピー時計 激安通販の「より良い変革をもたらす」というミッションは注目を集めています。オリスのサステナビリティレポート第2弾で発表した二酸化炭素の総排出量を7.8パーセント削減する目標の一環として、ワッデン海連邦事務局(CWSS)との協賛計画2025年まで延長することになりました。2021年に続く2つ目のリミテッドエディションを発表します。

ワッデン海連邦事務局は、11.500㎡に及ぶ北ヨーロッパのデンマーク、ドイツ、オランダ沿岸500キロに渡るエリアの環境保護活動をする地域の共同組織です。世界最大の干潟で、およそ1万種の植物の生育亭でもあり、自然のままの環境が残されているワッデン海は、生物多様性の宝庫として2009年からユネスコ世界遺産に指定されています。

それらの保護活動にも関わらず、地元の言葉でダットワットと呼ばれるワッデン海は様々な脅威にさらされています。乱獲、汚染、船舶観光業、そして気候変動などの影響を受けているのです。CWSSはそれらの脅威からこのエリアを保護する活動に従事しています。

●限定本数2,009は、ワッデン海が世界遺産に登録された年に因んだ数です。

次の世代にCWSSのミッションを引き継ぐことも大切です。オリスとCWSSは若者たちを触発すべく、彼らがより良い社会への変革をもたらす力を持っていることを認識してもらえるプログラムを作ります。

「オリスはより良い社会への変革をもたらすための意欲を更に強めています」と共同経営責任者のロルフ・スチューダーは言います。「CWSSとのパートナーシップを延長することで、全社を挙げてサステナビリティや環境保全、人道活動などに力を入れていることを表明したいと考えています。みんなで力を合わせればよりよい社会を作れるはずです。」

輝く塩
ダットワット リミテッドエディションII はワッデン海の塩沼からインスパイアされました。より良い社会への変革をもたらす活動のシンボルでもあります。

オリスは北ヨーロッパの環境保全活動団体ワッデン海連邦事務局(CWSS)とのコラボによる限定モデルの第2弾、ダットワットリミテッドエディションIIを発表します。
このモデルはオリスとCWSSとのパートナーシップと、より良い社会への変革をもたらす活動のシンボルでもあります。アクイスをベースに、ワッデン海の生態系に極めて重要な存在である塩沼からインスパイアされた美しいグリーンのダイアルをセットしました。ワッデン海の塩沼には2300種の動植物が生息しており、CO2を取込む役目も果たしています。

シンボル的な存在であるだけでなく、ダットワットリミテッドエディションII は高性能で実用的なダイバーズウオッチです。直径43.5㎜のケースは30気圧(300メートル)防水で、水中で問題なく機能するようにデザインされています。逆回転防止ベゼルはダイバーの安全を確保し、水の侵入を防ぐねじ込み式クラウンと、水中での視認性を確保する蓄光を施した針などを備えます。付属のブルーラバーストラップと、3連ステンレススチールブレスレットのいずれも、ウェットスーツの上から微調整できるエクステンションシステムのセーフティクラスプを備え
ています。

中身はスイス製の機械式自動巻ムーブメントで9時位置にスモールセコンドを配しています。日付表示は31日で360度回転する白いマークが日付を示すユニークなシステムです。
ダットワットリミテッドエディションIIはワッデン海の美しさと、オリスとCWSSとのパートナースピリットを表すモデルです。ワッデン海がユネスコ世界遺産に登録された2009年に因んで2,009本限定で発売されます。

【仕様】
ダットワット リミテッド エデ ィションII

ケース: マルチピースステンレススチールケース、逆回転防止ベゼル、グレータングステンベゼルインサート
サイズ :43.5㎜
ダイアル :グリーン。ルミナスマテリアル インデックスと針にスーパールミノバ充填
風防 :サファイアクリスタル、両面ドーム仕上、内面反射防止コーティング
ケースバック :ステンレススチール、ねじ込み、スペシャル刻印
オペレーティングディバイス :ステンレススチール製ねじ込式リューズ
ブレスレット :マルチピースステンレススチールブレスレット、セキュリティフォールディングクラスプ、クラスプエクステンション。
セキュリティフォールディングクラスプ付きのブルーラバーストラップ、ストラップ交換ツール付属。

防水 :30気圧(300メートル)
ムーブメントナンバー :オリス743
人気のカルティエ スーパーコピー 代引き機能 :時分針、9時位置に秒針、ホワイトインディケーターで日付を示すサークルデイトウィンドウ、デイトコレクター、ファインタイミングデバイス、ストップセコンド
ワインディング :自動巻
パワーリザーブ :38時間
リミテッドエディション:2009本限定、スペシャルボ ックス入
税込価格 440,000円
発売 2023年8月予定

【お問い合わせ】
オリス・ジャパン
東京都中央区銀座4丁目3-14
Tel: 03-6260-6876

ルイ・モネが世界三大デザイン賞“Red Dot Design Award”受賞~

スイス高級時計ブランド LOUIS MOINET(ルイ・モネ)が、世界三大デザイン賞のひとつ“Red Dot Design Award 2023”を受賞しました。受賞商品は、カラーコードとラッキーナンバーをユーザーが選択できるパーソナライズウォッチとして注目を集めている『タイム トゥ レース』です。特に、グリーンのストラップにイエローのアクセントを効かせた 『グリーン レーシング』のカラーコードが、高い評価を得ました。

パネライコピー 時計代金引換激安通販“Red Dot Design Award”について
“Red Dot Design Award”(レッド・ドット・デザイン賞)は、ドイツ・エッセンの「ノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター」が1955 年より主催している、国際的なプロダクトデザイン賞です。iFデザイン賞、IDEA 賞と並んで、世界三大デザイン賞といわれています。

プロダクトデザイン、ブランド&コミュニケーションデザイン、デザインコンセプトの3 つの部門に分かれており、世界70 か国以上の18,000 件を超える応募の中から、特に優れたデザインが一流デザイナーらによって選ばれます。受賞したデザインは、華やかなセレモニーで表彰されたのち、ドイツ ・エッセンの“Red DotDesign Museums”(レッド・ドット・デザイン ミュージアム)に展示されます。


ルイ・モネは7度目の受賞!
この度、ルイ・モネの『タイム トゥ レース』が、“Red Dot Design Award 2023”を受賞。ブランド史上7度目の受賞という、快挙を達成しました。

過去の受賞作品
2011年: 『ジュール ヴェルヌ』/『テンポグラフ』
2012年:『ジオグラフ』/『ジオグラフ レインフォレスト』(最優秀賞のベスト ・オブ ・ザ・ベストを受賞)
2013年: 『ネルソン ピケ』
2020年: 『メモリス スーパーライト』


受賞作品『タイム トゥ レース』とは
◆世界にひとつしかない、パーソナライズウォッチ
ユーザーは、カラーコードと、6時位置の時分ダイヤルに表示するラッキーナンバー (1~99)を選択し、オーダーすることができます。カラーコードとラッキーナンバーをカスタムしたそれぞれの時計は、1本のみの限定生産となるため、ユニークピースとして楽しむことができます(既にオーダーされた組み合わせは注文不可)。

◆レースの世界観を投影したデザイン
レーシングカーに用いられる、空気の流れをコントロールするエアロダイナミクスの技術を、時計全体のフォルムに取り入れています。これにより、表面の触り心地や装着感を高めています。ラグは横方向にくり抜かれたオープンワーク仕様になっており、ラバーストラップはケースとぴったり合うように特別にデザインされています。暗所では、秒針・クロノグラフ秒針・30分積算針・フランジの目盛りが、スピードメーターのように発光し、視認性を確保します。

◆クロノグラフの審美性を追求
クロノグラフを世界で初めて製作した伝説の時計師の名を冠するルイ・モネ。ブランドの象徴ともいえるクロノグラフが最も美しく見えるように、表側(文字盤側)にコラムホイールを始めとするクロノグラフ機構を配置する、ユニークな自社製キャリバーを搭載しています。ドーム状のサファイアクリスタルガラス風防により、あらゆる方向から時計の内部を鑑賞することができます。

【スペック】
タイム トゥ レース
コレクション名 :メカニカル ワンダーズ
品番 :LM 96.20.8VF
価格 :¥6,160,000(¥5,600,000+税)
限定本数 :99本(1~99の各ナンバーが1本ずつ)

[ムーブメント]
キャリバー :自動巻き(LM96)
機能 :時、分、秒、30分積算計、クロノグラフ秒針
機構 :シングルプッシャー、コラムホイール式クロノグラフ
パーツ数 :311(クロノグラフ機構:147、自動巻き機構:164)
パワーリザーブ :48時間
振動数 :28,800振動/時

[ケース]
サイズ :径40.7mm
ケース素材 :グレード5チタン
風防 :ドーム型サファイアクリスタル
防水性 :50m

[ストラップ]
素材 :ラバー
バックル種類 :フォールディングクラスプ(両開き)

【お問い合わせ】
株式会社ジーエムインターナショナル マーケティング&コミュニケーションズ
住所:〒110 0008 東京都台東区池之端1 6 17 本館2F
TEL :03 5828 9080
FAX :03 5828 9060


[ルイ・モネ]
ルイ・モネ(1768~1853)は、世界で初めてのクロノグラフ機構を作った偉大な時計職人であり、芸術や天文学といった様々な分野でも才能を発揮した、類稀な天才でした。フランスのブールジュに生まれた彼は、幼い頃から趣味で時計作りを嗜んでいました。アートに興味を持つようになると、20歳でローマに移り、建築・彫刻・絵画を5年間学びました。その後パリで美術アカデミーの教授を務め、様々な著名な芸術家と交流するなかで、時計への情熱が再燃しました。1800年からスイスで本格的に時計製造の訓練を始めると、たちまち頭角を表し、王室御用達の時計職人として名を馳せました。ナポレオン・ボナパルトやトーマス・ジェファーソン、ジェームズ・モンロー、ロシア国王、フランス王妃など、世界中のVIP顧客に時計を製造し、その腕を発揮しました。100年後の未来を先取りしていると称された最高峰の技術に、アートのエッセンスを融合するスタイルが、彼の作品の最大の特徴でした。1816年に製造した天体観測用の毎時216,000振動のクロノグラフは、世界初のクロノグラフ・高振動時計として2種類のギネス世界記録に認定されています。20年の歳月をかけて執筆し、1848年に発表した時計製造の論文“Traité d’Horlogerie”は、時計職人 ルイ・モネの集大成であり、その後の時計界における最良のバイブルでした。しかしながら、地位や名声を得ることではなく、最高の時計製造に全てを捧げた彼の名は、いつしか人々の記憶から忘れ去られていったのです。

[時計ブランド ルイ・モネ]
時計職人 ルイ・モネの精神を宿した時計を再び世に送り出すために、ジャン=マリー・シャラーが2004年にスイスのヌーシャテル州 サン・ブレーズに創業したのが、独立時計ブランド ルイ・モネです。
ルイ・モネの全ての時計は、IWCスーパーコピーN級品 代引き一点物もしくは限定品として生産され、『コズミック アート』と『メカニカル ワンダーズ』に分類されます。多くの作品に、宇宙からの隕石や太古の素材を用いた希少なパーツを使用しています。 独自性」 創造性」 アート&デザイン」 希少性」の4つのバリューを掲げており、UNESCOやグッドデザイン賞、レッド・ドット・デザイン賞を始め、数々の権威ある機関・大会から30以上の表彰を受けています。

ボールウォッチより 次世代の機械式アラームコレクション、「ロードマスター アラームGMT」発売~アラーム機能とGMT表示を同時搭載

3年もの研究・開発を繰り返して遂に実用化された次世代の機械式アラームコレクション、「ロードマスター アラームGMT」 ロールアウト


堅牢かつ高い信頼性のプラクティカルな機械式時計を展開するボール ウォッチ・ジャパン株式会社は、近年の時計業界で確固たる地位を確立したブレスレット一体型デザインを採用する「ロードマスター」シリーズの最新作となる「アラームGMT」をローンチします。本作はブランド初となるアラーム機能とGMT表示を同時搭載する機械式時計となっており、ボール ウォッチの高度なテクノロジーを訴求する新コレクションです。国内では、ボール ウォッチ日本公式オンラインブティック( https://www.ballwatch.co.jp/ )で受注販売を受付中。オーデマピゲスーパーコピー代金引換激安通販世界限定333本の特別仕様で、先着順にてシリアルナンバーを選択できる独自サービスを展開します。希望小売価格は88万円(税込)です。

「アラームGMT」の最大の特徴は、その名にある通りアラーム機能を備えていることです。予め設定した時刻になると音で報知するアラームは、デジタルウォッチでは多数が備えていますが、機械式時計のそれとなると精密なムーブメントに負荷がかかるため技術に優れるメーカーのみが実現可能な機能です。発するアラームの音はハンマーがゴングを叩くことで生じる金属音で、かつて聞いたことのあるような音色が魅力です。
今回、当社ではその音の質を高め、響音の長さを延ばすために、ミニッツリピーターにも用いられる設計である通常の約2倍の長さのゴングを新開発し、ムーブメントの外周にセットしました。


二重構造の「ゴング」

また、アラーム音をケース外に最大限響かせるために、文字盤外周に位置するインナーリング下に、12か所の通音用ノッチを設ける工夫も施しています。
これらのように音質にこだわった「アラームGMT」のムーブメントは、時刻表示用とアラーム機能用に2つの香箱を搭載しています。各々に格納している動力源の主ゼンマイを巻き上げるのがローターですが、通常の機械式ムーブメントと同様に単一ではあるものの、右回転時に時刻表示用のゼンマイを、左回転時にアラーム用のゼンマイを巻き上げる、画期的なシステムを採用しています。

さらに本作はGMT表示も備えています。文字盤外周のインナーリングと両方向回転式のセラミック・トップベゼルに24時間目盛りを配しており、中央ディスクを取り囲むリングに設置した深紅のGMT針との組み合わせによって、最大で3エリアの時刻を読み取ることができます。

これらの機能を実現する自社製ムーブメントは、2018年発表のボール ウォッチ初の自社キャリバーほか、外的ダメージから緩急針のズレを防ぐ「スプリングシール」、短針が単独可動するGMT用のハイ・コストパフォーマンス・モジュールを開発した、R&D部門「パトリック・ラボ」のリーダーであるフィ・ヴァン・トランが担当。設計から開発まで、実に約3年もの年月を費やしたスペシャルファンクションです。


次世代のアラーム機械式時計たる「アラームGMT」の革新機能
◆「機械式時計のアラーム」 = 「ハンマーがゴングを叩く音」◆
機械式時計のアラーム音は、スマートフォンやデジタルウォッチのような電子音ではなく、アナログメカでしか表現できない、味わい深く懐かしいサウンドが特徴です。ずばりこれは、ハンマーがゴングを叩く金属音なのです。任意の時刻に達するとアラーム用のゼンマイに蓄えられていたエネルギーが一気に解放され、ハンマーが振動してゴングを高速で叩き、アラーム音を奏でます。本作は音を増幅するためのアイデアも独創的で、アラームは15〜18秒間(個体差あり)に渡って鳴り響きます。もちろん途中でアラーム音を停止させることも可能です。ぜひ、公式YouTube(https://youtu.be/o-0zeXBpMO0 )でその美しい音色をご試聴ください。


◆GMT表示(第2時間帯表示)◆
GMT表示付きの時計は、通常、時針のほかにグリニッジ標準時(GMT)を表す針またはディスクが搭載されています。時針が12時間で1周するのに対して、GMT針は24時間で1周する構造になっており、この針が24時間目盛りを指し示すことで異なる都市や地域の時刻を表します。


宙に浮く「GMT針」

一般的には、時針をローカルタイムに、GMT針をホームタイムに設定しておきます。本作は24時間目盛り付きの両方向回転ベゼルを備えているため、時差ぶんだけベゼルを回すことによって第3時間帯まで把握可能です。またGMT針は回転リングに載せたタイプで、マイクロ・ガスライトの搭載によって暗闇での視認性にも優れています。


自発光マイクロ・ガスライト

◆2本のねじ込み式リューズ◆
本作はケース右サイドに、防水仕様のスクリューロック式リューズを2本備えています。2時位置のリューズは、1段引きのポジションが日付の早送り(リューズを時計回し)とGMT針の早送り(リューズを反時計回し)。各々は1日毎、1時間毎にきっちりジャンプする高度なメカニズムを取り入れています。2段引きのポジションが時分針の調整を担っています。


ケースサイド

一方の4時位置のリューズは1段引きのみ稼働する仕組みで、アラームマーカーを載せた中央ディスク(サンドイッチ型でマーカー部にマイクロ・ガスライトを搭載)が反時計回りに回転(リューズを反時計回し)し、アラームが鳴る時刻を10分単位で設定できます。アラームのオン・オフは、このリューズの開け・閉めによって行います。なお両リューズとも、主ゼンマイの手動巻き上げが可能です。※リューズの開放状態では防水性能が保てません。

◆極地で発揮する究極の視認性◆
ボール ウォッチのお馴染みとなっている夜光システム「自発光マイクロ・ガスライト」を、本作ももちろん備えています。針やインデックスに、カラフルなマイクロ・ガスライトを含める計29個をセットしており、強力な発光によって夜間や暗闇においても、時と分だけでなくスケルトンデザインのGMT針が示すセカンドタイムゾーンもスムーズに判読できます。

これらは昼夜を問わずに四六時中にわたって自発光しているため、デジタルウォッチで必要なボタン操作や手首を動かすなどの特別な動作は必要ありません。なお、傷やサビ、褪色に耐性のあるセラミック素材でできたトップベゼルには24時間目盛りをあしらっており、ここに蓄光型「スーパールミノバ」を塗布しています。そのため日中に露光させることで、ベゼルも暗闇でグリーンに光り輝きます。


◆メカ堪能するためのシースルーバック◆
機械式アラームの限界に挑んだ本作のオーナーに、心の底から堪能してもらうためシースルーバックを採用し、こだわりの自社製ムーブメントを鑑賞できるように設計しました。正確無比なレイルロードウォッチ時代から使っている“RR”ロゴを刻印した両方向巻き上げ式ローターから、1秒間で規則正しく4往復回転のリズムを刻むテンプ、そして削り出しのハンマーが振動して同じく削り出しのゴングを超速で叩くアラーム作動時の様子までが、硬質かつクリアなサファイアクリスタルガラス越しに映しだされ、その精緻なメカニズムを目と耳で存分に楽しんでいただけます。きっとコレクターの心をも鷲掴みにし、時を忘れて見入ってしまうことでしょう。また、ステンレススティールバック部には特別に限定ナンバーをあしらいます。

そのほか、「ロードマスター」共通のテーパードシルエットのブレスレットを採用した一体型デザインの外装には、最高クオリティの904L ステンレススティール素材を採用。酸や塩化物の影響を受けにくいうえ耐食性が高く、金属アレルギーを引き起こしにくい特徴も備えています。さらに当社の優れた加工技術によって、サテン仕上げをメインにエッジ部にポリッシュ加工を取り入れることで陰影のある美しい表面を形成しています。立体的なドームフォルムの風防は耐久性のあるサファイアクリスタル製で、日付表示上部にはその読み取りを助ける拡大鏡を備えています。

根強い人気のブレスレット一体型デザイン、洗練されたレッド&ブラックの回転ベゼル、そして美しい音を奏でるアラーム機能など、「ロードマスター アラームGMT」は今年最大のトピックスとなる技術と魅力を満載したタイムピースです。333本のみの限定生産やシリアルナンバーのセレクトなど、世界で購入のための争奪戦が繰り広げられることが予想されます。どうぞご注目ください!!


【仕様】
ロードマスター アラームGMT
Roadmaster ALARM GMT
品番 : DA9100C-S1J-BKR
限定 : 世界限定333本
発売 : 2024年10月31日よりオンライン受注開始/2025年1月下旬/2月上旬より商品発送開始予定
販売価格 : 88万円(税込)

ムーブメント :BALLキャリバー RR7379(自動巻)
・31石
・28,800振動/時
・45時間駆動
機能 : 時分秒針、日付表示、GMT(第3時間帯表示)機能、アラーム機能(最長18秒間響鳴)
・針・文字盤に29個の自発光マイクロ・ガスライト
ケース : ステンレススティール(904L)
・径41mm/厚さ15.2mm
・スーパールミノバ夜光を施した両方向回転式セラミック・トップベゼル
・シースルーバック
・防水性 : 100m防水
チューダー スーパーコピー 代引きN級品耐衝撃性 : 5,000Gs (高さ1.0mから自由落下にて木の床に落とした時に受ける衝撃と同等の衝撃テストを実施)
バンド : 特許取得のプッシュ式バックルを備えるSS製のテーパー・ブレスレット

【お問合せ】
ボール ウォッチ・ジャパン株式会社
Tel : 03-3221-7807
Fax : 03-3221-7803

ページ移動